東京、京都に続き、やっと大阪展が始まり初日に行ってきました。
追悼・山崎豊子展です。(大阪高島屋 1/20~2/1日)
実家の商売を描いた「暖簾」、「花のれん」「女の勲章」「女系家族」の大阪(船場)もの、
原稿用紙5000枚を越す「不毛地帯」、「二つの祖国」「大地の子」の戦争三部作、
「白い巨塔」「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」「運命の人」の社会派大作、
どれも膨大な資料、不屈の取材無しでは書けない作品ばかりです。
写真は資料から。
私は「沈まぬ太陽」出版記念で、山崎豊子さんの講演を聴きました。
「いつも弱者の視点でものを見る、納得のいくまで取材して初めて真実が見えてくる、
どんな賞をもらうより読者賞が私の支えです」
東京の文壇と一線を画し、大きな賞とは無縁の山崎豊子さんの心意気です。合掌。