BCL、無線受信熱 再び

2009年07月15日 | 日々雑感

私が中学~高校生の頃、一時的にBCLに熱中した時期がありました。
TOTOとかカルチャークラブとかネーナとかの洋楽が周りで流行っていた頃、
短波の放送局にKYOIという洋楽の日本向け放送局があり、
それを聞きたいが為に安物の短波ラジオを購入して食い入るように聞いていました。
そのうちに他の海外日本語放送を聴くようになり、BBCやVOAなどの他に
「朝鮮の声」などで子供ながらにアブナイ雰囲気に浸っておりました。

また、BCLラジオの他に無線受信に興味を持ち、ラジオライフの洗礼を受け、
ユピテル「MVT-3000」を購入して様々な無線を聞き入っていましたね。
中でも「自動車電話」。携帯が発達しきった現在、死語と化していますが
当時は車に立っていた黒いアンテナがお金持ちのステータスでした。
当時はデジタル化もしておらず、電波のタレ流し状態だった訳で、
受信も対応受信機があれば簡単に会話が聞こえてしまいました。
電波法に反しますので内容は伏せますが、初めて受信した会話が凄すぎて・・・
若かりし自分にはショックがでか過ぎました。
他にもエアーバンドや消防、各種業務、署活系など「受信パラダイス」だったのは
間違いありません。

さて、このBCL、無線受信がマイブームが復活しそうです。
きっかけは押入れの中から広帯域受信機AOR AR8000が出てきたことによります。


発売が1994年で、すぐに購入した覚えがありますので、15年前ですか。
このAR8000は、当時ハンディ受信機の最高峰として発売され、その性能により
高い人気を得ました。
中でも受信感度は秀逸で、後継機種であるAR8200さえ凌ぎ、しばらく8000と
8200が併売されたという逸品でした。

15年振りに日の目を見たAR8000。アンテナは紛失していましたが、
とりあえず電源を入れてみると「聞こえる!」 スイッチやダイヤル関係も問題なく、
動作不良はありません。
近所の無線屋でアンテナを購入してエアバンドへ合わせると懐かしい声が。  感動~!

AR8000が出てきたということは、もしかしてアレも?とゴソゴソすると、
やっぱり出てきました。ナショナルの短波ラジオ RF-B40

初代短波ラジオのアナログチューニング機の次に購入した初めての
PLLシンセサイザー方式の機種です。
こちらは残念ながら電源は入るものの、テンキーは半数が動作せず、チューニン
グボタンやバンド切り替えボタンが不良で、分解すると内部のゴム部品がボロボロ
でした。
復活不可能ですがこれをきっかけに、現在の海外短波放送が聴きたい!
(ワッチしたい)衝動にかられております。
ネットが普及した現在、海外の情報は音声どころか画像、動画までもがオンデマンド
で閲覧することが出来、海外向け短波放送でさえその内容がネット上でリアルタイム
で聞ける国も多いのです。
ある意味海外向け短波放送は使命を終えていると言えます。
でもやっぱり海外向け放送はラジオ(受信機)で聴きたいという考えは生きており、
WEBで検索すると筋金入りの方から、最近になってBCL復活、という復帰組まで
様々な愛好家が存在します。

さて、今時の短波ラジオはどんなのが?と調べてみると、現行機種として販売してい
る日本のメーカーはソニーだけなんですね。ナショナルも現在は製造していません。

ソニーフラッグシップ機であるICF-W7600GRの実勢価格は30000~35000円ほど。高いなあ~
今は中国製のラジオが席巻していました。時代が変わったんですね。
ネット上の評価を見ても上々です。
15000円ほどでかなりの高性能機を購入できてしまいますし、デザインも野暮った
いものではなくオッシャレーと言えるものも。では一つ買ってみるか、ということになりました。

また、無線受信についてもAR8000に現役復帰して頂き、エアバンドを中心に聴い
ていこうと思います。

しかしラジコンに短波放送、無線受信 ですか・・。ぜんぶ電波絡んでますね。
どれも世間様に明るい趣味として宣言できるものではないですが、いいんです。
趣味は自分のやりたいものをしましょー


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