井上陽水コンサート2007 at 神奈川県民ホール
チェックが甘いんだろうけど、井上陽水のライブのチケットはいつの間にか発売され、当然のごとく売り切れていることが多い。
ライブの一週間前、ネットで「横浜のチケットが一枚ある」とい書き込みをみつけた。
ダメ元でメールしたらあっさり成立。応対がとてもていねいな人でよかった。ありがとう!
関内で下車。かなり昔、オックンがチケットを余らせてこの駅前で売ったことを思い出した。
すごく人気のあるライブだったから、欲しい人はすぐみつかったんだけど、チケット売買を生業にしている人とモメたなぁ。最後はボスまで出てきちゃってさ。
はじめての神奈川県民ホールへ到着。古いけど立派なホールだ。
開演までちょっと時間があったからちょっと散歩する。目の前に大きな公園があって入ってみると、いきなり海がバーンと。あっ、山下公園だ。天気もいいし、乾いた風がすーっと抜けていやぁ、気持ちがいい。
入場。一応仕事柄、グッズをチェック。なんとCDとDVDしか売ってない。しかも小規模。
もう、そんなに儲けたくないんだろうなぁ(笑)。 本人がグッズを考えたり、できあがりをチェックしたり、管理や税金とか面倒だもんね。そういや、コンサートのタイトルも考えるのが面倒で、シンプルなものになってたりして。
ほぼ定刻でライブはスタート。
うすぐらいステージの袖から、すごくゆっくりと登場。大きな体でまさに御大って感じだ。
最初はアコースティック・セットで『東へ西へ』『断絶』『かんかん照り』『愛は君』と、
初期が一番好きなおれにはもうたまらん選曲。
ファーストアルバム『断絶』の発売が1972年ってことは9歳か。
その頃に何度も何度も聞いた曲を35年経った今、生で見れるとはねぇ。
すごく嬉しいし、ありがたいことだねぇ。
「今日は古い曲をたくさんやります」。お客さん、ワァ〜っと盛り上がる。
「まぁ、ボクにとっては昨日作った曲でも古い曲なんですけどぉう」。お客さん、笑う。
その後は興味が少しうすれた時期の曲が続く。でも、いい曲ばっかだな。すごい。
『リバーサイドホテル』の「金属のメタル」って歌詞に笑う。
バンド・セットの後半に『感謝知らずの女』! この曲聞きたかったんだよなぁ。ノリが大きくてめちゃめちゃかっこいい! そんでもって『氷の世界』ときたらもう。この辺りでお客さんも立ちだしてすごく楽しそう。
アンコールの『夢の中へ』がとてもよかった。ちょっと気持ちが開放されたよ。
今日は『心もよう』『帰れない二人』『いつの間にか少女は』『自己嫌悪』といったしんみりめの曲を聞きたかったんだけど、『夢の中へ』のイントロのカキーンと乾いたギターの音がそんなしみったれた気持ちを吹き飛ばしてくれた。
いやぁ、生涯忘れられないコンサートだったなぁ。譲ってくれた人に感謝だ。
01.東へ西へ
02.断絶
03.かんかん照り
04.愛は君
05.とまどうペリカン
06.人生が二度あれば
07.いっそセレナーデ
08.招待状のないショー
09.海へ来なさい
10.飾りじゃないのよ 涙は
11.ミステリー あなたに夢中
12.Make-up Shadow
13.ワインレッドの心
14.リバーサイドホテル
15.5月の別れ
16 新しいラブソディー
17.クレイジーラブ
18.感謝知らずの女
19.長い猫
20.氷の世界
21.最後のニュース
~アンコール~
01.Happy Birthday
02.アジアの純真
03.渚にまつわるエトセトラ
04.夢の中へ
05.少年時代
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