横浜を目指し品川から東海道線に乗り込む。車内にえらくデカイふたりの男がいた。よく見るとMUSASHIだ。口がアナゴさんだった。
恵美子さんからチケットを譲ってもらい入場。どこもかしこもすぐ売切れていてなかなか手に入らないらしい。ありがとう。ZAZEN BOYSを見るのは8ヶ月ぶり。新譜の『III』も買ってからあんまり聞いてない。はっきりいってそんなに期待していなかった。
『SUGAR MAN』でスタート。ここでいきなり体の中から何かよくわからない感情がグググッとこみあげてきた。別に哀しい曲でもないのに涙がでてきた。なんやろうこの感情は。
次の『RIFF MAN』が猛烈にかっこいい。入魂の演奏っぷりが素晴らしい!
まず驚いたのが音の良さ。新譜はかなりクリアに研ぎすまされた録音なんだけど、それがそのまま鳴っている。それプラス会場の空気感、熱気、音圧が加わるわけだからもう最強。
演奏のほうも膨大な練習と本番で鍛え上げられただけあって、すごいことを平気な顔をしてビシバシきめまくる。ホントすごいなこの人たちは。どこまで行ってしまうんだろう。
ZAZEN BOYSのライブによく行ってた頃にはあまり演ったなかった『COLD SUMMER』が聞けて嬉しかったな。『CRAZY DAYS CRAZY FEELING』はストリングスの音が入り、ダンスミュージックの12 inch MIXのようなニューバージョンに生まれ変わっていた。気持ちいい~。
アンコールはまたもや『RIFF MAN』をビシっときめて終了。MCも余興も最小限におさえ演奏のみに集中した今日のライブは、確実に記憶に残るライブだった。
そういや、会場にはMUSASHIクラスのデカイ男(もちろんやせてる)がわしゃわしゃいた。ここまで男が多いのは珍しいな。