ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

WCの差別と偏見

2006-07-11 14:20:49 | スポーツ三昧
決勝戦の試合中、マテラッツィがジダンに何を言ったのか、いまだ不明ですが、
ジダンの民族に関することだったのはほぼ間違いないようですね。
あのジダンがあんなに怒るなんて、それ以外に考えられない気がします。

ジダンの行為についてどう思うか、フランスで聞いたところ賛否両論。
フランスの番組だったと思います。
あんなことをするべきではなかった、という意見が多かったのですが、
聞いた相手がみんな「白人」だったから、説得力がありませんでした。
白人のフランス人では、移民の「心の痛み」なんて分からないから。
フランスに数多くいる移民の人たちにも聞くべきだと思うのです。
何を言ったかはっきりしてからでもいいですが。

でも、それよりも、ジダン云々言う前に、マテラッツィが何を言ったか、
そこのところをもっと突き上げるべきだと思うのです。
何を言ったにしても、試合中にそんなことが言える、そのココロが分かりません。
その態度、その礼儀のなさ、そんな選手がいること、
そちらのほうが100倍もモンダイだと思います。
世界中の人たちが見ているんです。子どもたちが見ているんです。

表面だけとりつくろったってダメです。
悪いことは根源の部分で解決しなければ。
(コレ、いまの日本社会にも当てはまる……この話題は後日)

アンリも人種差別的なことを言われたことがあるし、
差別と偏見をなくすには、世界的なスポーツのサッカーをもってしても
難しいんだなぁと思うことしきりです。

ワールドカップは、歴史の中の民族移動、ひいては植民地政策を
考えるきっかけになります。なりました。

どうして同じ南米のチームなのに、アルゼンチンは白人ばかりで
ブラジルはいろいろミックスなのか。
どうしてフランスチームにたくさん黒人がいるのか。
オランダチームにも、イングランドチームにも。
歴史をひもといてみると分かります。そして、一歩進んで
差別と偏見の歴史にも目を向けてみる……。
ああ、奥が深いです。根も深いです。

結論。
イタリアは優勝に値しない……そう言いたくなる自分がいます。
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