ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人』

2012-09-07 16:39:12 | 最近読んだ本
黄文雄
『日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人』(徳間書店)

海外で活躍した日本人はたくさんいるのに、
当の日本人は意外と知らないものです。

海外では広く知られている日本人なのに、
日本に住んでいる日本人は知らない……。

敗戦~占領という時期に
アメリカの都合のいいように
教育されるような仕組みが出来上がってしまいました。

すべては日本が悪かった……
そんなふうに日本人はマインドコントロールされ、
今日まで来てしまいました。

本当にそうなのか。

明治から、大正、昭和にかけて
海外で活躍した日本人が、実はたくさんいるのです。

著者が台湾出身であることもあり(現在は日本に帰化)、
台湾の例が数多く出ていますが、
読んでいると、台湾では親日家が多い理由が
よく分かってきます。

上下水道を整備した、
ダムをつくって飛躍的に農業生産が伸びた、
米の品種改良をして収量が飛躍的に伸びた、
学校教育を整備した、
などなど、数々の日本人が尽力しました。

朝鮮半島や中国でも、
日本人が貢献しました。

それは、日本でも知られていないし、
かの国々でも教えられていません。
かの国々では、頭ごなしに反日ですから。
日本でも、すべてが間違いだった……
ということになっていますから。

戦後、近代化を果たすにあたって、
基盤整備をしてきた日本があったからこそ、
そこからスタートできたから近代化できた、
と著者は言います。

なるほど、読んでいると説得力はあります。
良き先輩方の活躍ぶりを知ると、
力が湧いてくる気がします。
もっと自信を持とうよ、日本人!ですね。

日本の禅を世界に紹介した鈴木大拙も登場します。
伊沢修二も登場します。
日本語教育の歴史の中で伊沢修二は必ず出てきますが、
実に多彩な人物であったことは、今回初めて知りました。
音楽教育や吃音矯正の第一人者だったそうです。
あの電話を発明したグラハム・ベルとも
親交があったとか。

インドネシアの独立戦争で活躍した元日本兵も
たくさんいました。これはインドネシア好きとして、
以前から知っていました。
モンゴルで女子教育の先駆者となった日本人女性もいたそうです。

そんな日本人のこと、忘れたくないですね。
小さい力ながらも、自分でもどんな貢献ができるか、
考えるきっかけともなります。

あ、そうだ、カウチサーフィン。それそれ。
コメント
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