６月２３日は沖縄「慰霊の日」

太平洋戦争のとき、日本国内で唯一、地上戦が行われたのが沖縄。
２０万人以上の死者が出て、そのうち半数近くが住民だった。
アメリカ軍に追い詰められて、自決した住民も多い。

日本軍の戦闘が終結した日として６月２３日を「慰霊の日」として
沖縄では学校も役所も休日となり、祈りをささげる日となっている。

日本における戦争の被害というと、すぐ広島、長崎が出てきて
８月６日、８月９日と言える人は多い（最近はそうでもないらしい？）。
ところが、単に被害者数で考えただけでも、
沖縄で２０万人以上、東京大空襲では約１０万人の死者が出ている。
東京大空襲は３月１０日（９日～？）と言える人が何人いることか。
隅田川が死体で埋まったことを知っている人が何人いることか。
もちろん、実体験があるわけではないので、あとで知ったことばかりではある。
しかし、そういうことは知っておきたい。

ここのところがいつも気になっているのだ。

原爆の被害はそれはそれはひどいものだったと思うけれど、
沖縄だって、東京だって、ほかの地方都市だって甚大な被害を受けた。
それを忘れてはいけないのである。

加えて言うなら、日本軍がアジアの国々に与えた被害の数々。
アジアを旅するとき、それを忘れてはならない。

長いこと沖縄へは行っていないけれど、沖縄好きとして
気になる「慰霊の日」、ブラジル戦のことには触れずに
極めてマジメなテーマにしてみました。