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イワボタン

 奥高尾の沢沿いで咲き始めた「イワボタン(岩牡丹)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属多年草で日本固有種。関東地方以西の山地の沢沿いなどに生育しており「ミヤマネコノメソウ(深山猫の目草)」とも呼ばれている。葯は花粉を出す前から黄色くヨゴレネコノメの葯が赤いのとは異なる。葉色はヨゴレネコノメよりも黄緑色になり灰褐色の模様は少ない。ヨゴレネコノメはイワボタンの変種とされるが高尾山系ではヨゴレネコノメの個体数のほうが圧倒的に多く本種は極めて少ない。
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ヨゴレネコノメ

 奥高尾“日影林道”で多く見られる「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」。ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で山地の沢沿いなど湿った場所に生育している。濃緑色の葉に灰褐色の模様が入ることから“汚れ”の名前があるが中心の花の周りの葉色は鮮やかな黄色でこの名前はいささか可哀相ではある。花は直径3~4ミリで花弁は無く4枚の直立した暗褐色の萼片の中に紅色の葯を持つ雄蕊がある。葯の裂けると黄色い花粉を出す。
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ツタウルシ・1~芽吹き

 奥高尾の登山道脇に蔓を伸ばしている「ツタウルシ(蔦漆)」。ウルシ科ツタウルシ属のつる性落葉木本で雌雄異株。ウルシの仲間にはウルシオール(Urushiol)というかぶれ成分が含まれており特にツタウルシはウルシの中でも最強と言われている。ここでは数年前から登山者向けに注意書きが掛けられている。写真は芽吹きの様子で葉の下にあるのは蕾のようだ。
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