元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
アイアスカイノデ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/84/26fb0f2dff3ac2219547bf3e9affe5b1.jpg)
高尾山“6号路”で見掛けた「アイアスカイノデ(合飛鳥猪手)」。オシダ科イノデ属の常緑性シダ植物で大きな株を作る。イノデ類の特徴は中軸にイノシシの手ようなモジャモジャの鱗片が密に付くが、アイアスカイノデの鱗片は栗色で細長く中央に黒褐色の筋が入るツートンカラーになる。アイアスカイノデはイノデよりやや小型であり、ソーラス(胞子嚢群)は端寄りに付くので、中肋寄りに付くアスカイノデと異なる。
シダに詳しい当地の専門家に『イノデ類は複数の種類があり、互いに雑種も良く作るため、見分けるには、葉柄基部の鱗片と中軸の鱗片のそれぞれの色、形、葉形、葉身の色艶と形、ソーラスの付く位置と大きさなどのポイントを丹念にチェックして総合的に判断する必要がある』と教えていただいた。このアイアスカイノデの葉表は濃緑色で光沢があり、葉柄基部の鱗片は狭披針形で黒褐色が混ざり、中軸鱗片は線形~狭披針形で褐色。ソーラスは辺縁寄りに付いている。ちなみに“アイ”の名は、東北南部から東海地方の太平洋側に生育するアスカイノデとイノデの“合いの子”という意味。“アスカ”の名は東京都北区の飛鳥山で採集されたことによる。ネット検索ではいくつか“明日香猪手”の表記を見るが、生育地を考えれば、奈良の明日香ではないだろう。
シダに詳しい当地の専門家に『イノデ類は複数の種類があり、互いに雑種も良く作るため、見分けるには、葉柄基部の鱗片と中軸の鱗片のそれぞれの色、形、葉形、葉身の色艶と形、ソーラスの付く位置と大きさなどのポイントを丹念にチェックして総合的に判断する必要がある』と教えていただいた。このアイアスカイノデの葉表は濃緑色で光沢があり、葉柄基部の鱗片は狭披針形で黒褐色が混ざり、中軸鱗片は線形~狭披針形で褐色。ソーラスは辺縁寄りに付いている。ちなみに“アイ”の名は、東北南部から東海地方の太平洋側に生育するアスカイノデとイノデの“合いの子”という意味。“アスカ”の名は東京都北区の飛鳥山で採集されたことによる。ネット検索ではいくつか“明日香猪手”の表記を見るが、生育地を考えれば、奈良の明日香ではないだろう。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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でもイノデの仲間も種類が多く早々と挫折(汗)
シダは雑種が多くてホント厄介です。
これは名前も複雑でわかりにくそう。
でも多摩NTの住人さんの情報量はすごいですね、いつも感心しています。
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