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ゼニアオイ・1~花

 『銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする。』 ご存知、昭和45年に始まったテレビドラマ“細うで繁盛記”のオープニングで、主人公の加代(新珠三千代さん)が語る台詞。物語は、大阪の料亭の孫娘が戦後の没落で伊豆熱川温泉の旅館“山水館”に嫁ぎ、義父や小姑(富士眞奈美さん)のいやがらせに耐え、旅館を大きくしていくというもの。原作は花登筺さんの“銭の花”だった。当時、私は中学生で、母親が毎回、涙を流しながら見ているのを覚えている。ちなみに花登筺さんの作品には“番頭はんと丁稚どん”や“どてらい男”などがあり、女優の星由里子さんは3回目の結婚相手だった。
 写真はアオイ科ゼニアオイ属の「ゼニアオイ(銭葵)」。ヨーロッパ南部原産の多年草で日本には江戸時代に渡来した。花が当時の銭貨ほどの大きさだったために名付けられた。強靭な性質でアスファルトの透き間など、悪条件下でも花を咲かせている。花弁に白色が混ざり、掌状の葉の切れ込みが深い種をウスベニアオイ(薄紅葵)として区別している。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
細うで繁盛記 (ohisama )
2018-07-30 20:29:07
このドラマが始まったころ、多摩NTの住人さんはまだ中学生だったのですね、お若いなあ。
オープニングのセリフよく覚えておりましたねえ、
新玉三千代さんのゆっくりしたセリフ回しをよく覚えていますが、中身までは記憶にありません。
富士真奈美さんの意地悪ぶりは気分が悪かったです。
あの頃のテレビドラマは丁寧な作りで内容も面白かったけど、最近のテレビドラマは見る気がしません、
ゼニアオイは小さな花ですが、はっきりした模様で目立ちますね。
 
 
 
ohisama様 (多摩NTの住人)
2018-07-30 20:40:06
コメント有り難うございます。細うで繁盛記は良く見ていました。その後、熱川温泉や土肥温泉には実際に行ってみました。伊豆の地理や方言が良くわかりましたね。
 
 
 
Unknown (山小屋)
2018-07-31 10:35:11
ゼニアオイ・・・
なかなか印象的な花です。

 
 
 
Unknown (ディック)
2018-07-31 12:03:35
横浜市こども植物園をうろうろしていると、この〇〇アオイの仲間がいろいろと植わっています。「何とかマロウ」と別名が付いている。
有用植物? ハーブ扱い?
楽 さんのブログにもいろいろ登場し、ずいぶんと仲間があるみたい。
写真のストックはあります。
そろそろ調べて整理して、自分の納得がいくように記事にしなくてはいけないようです。
 
 
 
山小屋様 (多摩NTの住人)
2018-07-31 12:31:35
コメント有り難うございます。道端で咲いていますが強い花ですね。
 
 
 
ディック様 (多摩NTの住人)
2018-07-31 12:36:30
コメント有り難うございます。この仲間はいろいろあるようですね。当地で見掛けるのはこのタイプです。
 
 
 
Unknown (tona)
2018-07-31 14:01:59
星由里子さん、この間亡くなりましたね。
ご主人が花登筺とは知りませんでした。
それに花登さんの有名なドラマを一度も見ておりません。
ちょっと時代のずれがあったのかもしれません。
ゼニアオイは空き地などに見かけます。独特ですね。
 
 
 
ゼニアオイ ()
2018-07-31 15:13:10
最近見ていませんが、こんな所に咲いていると、感心することが多いです。
 
 
 
tona様 (多摩NTの住人)
2018-07-31 15:45:49
コメント有り難うございます。『細うで繁盛記』の最高視聴率は関西で38.0%だったそうです。ゼニアオイは空き地や道端で時々見掛けます。
 
 
 
楽様 (多摩NTの住人)
2018-07-31 15:46:32
コメント有り難うございます。これは意外なところで見つけることがありますね。
 
 
 
おはようございます (マーガレット)
2018-08-03 09:42:14
細腕繁盛記はよく見ていました。懐かしいですね。
花登こばこさんも星由里子さんももう亡くなってしまいましたね。
 
 
 
マーガレット様 (多摩NTの住人)
2018-08-03 12:09:04
コメント有り難うございます。あの番組は見始めたら次が見たくなりましたね。伊豆方言が面白かったです。
 
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