くいしんぼうのひとりごと

愛知県を中心に気まぐれ食べ歩きの記録と
たま~に うちの王子様ボーダーコリー「ジークフリード」のお話

福寿館本店(奈良県宇陀市) はいばら肉料理

2006年08月06日 | 肉料理
(〃⌒ー⌒)/どもっ♪
今日は暑くて寝苦しいですね(;´ρ`) グッタリ
今日まで5日にわたって掲載してきた「日帰り食べまくりツアー」の最終日です


そもそも今回の日帰りツアーの真の目的はこの『福寿館』でスキヤキをいただくことでした 伊勢はオマケだったんです(;´▽`A``

何故わざわざ奈良まで出かけたかと言うと、私の知り合いがコノ店のある宇陀市に住んでいるのですが、なにかお祝いなりお見舞いなりを送るとお返しに必ずコノお店のスキヤキ肉を送ってくれるのです そこで興味を持ちました
実際コノお店に足を運ぶのは3度目になりますが、以前は「石焼肉」をオーダーして大変旨く「松坂牛」で同じくらいの肉であれば目が飛び出るくらいの値段になるのですが、かなりリーズナブルなプライスでいただけるのです
前回の訪問時にレジ前にあるパンフレットが目に留まりました 何気なく手に取って持ち帰って旅の余韻を楽しもうと自宅で読み返したらこんな一文が・・・



 この町で夕食をとろうと思った。奈良の宿に入るのは遅くなる。運転手にかんたんな食事の場所を聞くと、榛原肉のスキヤキをおいしく食べさせる店がありますと答えた。
(中略)
 運転手が案内したスキヤキ料理というのは『福寿館』といって、町街にある二階建てだった。
(中略)
 スキヤキが来た。牛肉はやわらかくてうまかった。『榛原肉高級牛肉』の看板に偽りない。
   松本清張著 『神々の乱心』 (文芸春秋)より


私は昔、本を読むのが大好きでした 今でも偶に読むこともありますが、最近は仕事に忙殺されてなかなか時間が無いのを言い訳にして読まなくなってしまいましたが・・・  
私が小学生のころ父が初めて私に本を買ってきてくれました それが、最近ドラマ化された「砂の器」この本で初めて松本清張を知ったのですが、それを読み出したのは中学に入ってからでしょうか・・・ 実際ストーリー等は忘れてしまいましたが(;´▽`A``

なので、松本清張に思い入れが有るような無いような・・・
でも、文豪松本清張が愛したスキヤキ くいしんぼうの私としては一度は口にしないとおさまりませんよね( ̄▽ ̄)うへへへぇ~


場所は榛原駅から徒歩三分ぐらいではありますが、車で行くと道がわかりづらいので近くから電話でお店に確認すると良いかもしれません

お店の1Fは肉の売り場になっており、その脇の暖簾をくぐりエレベーターで3Fに向かいます


コチラは3Fのステーキカウンター 今回はスキヤキが目的なので素通りです
(コチラの利用は8400円以上のメニューに限定されているようです)


前回は予約でいっぱいだったため少し待ったのですが、再び予約せずに訪れた学習能力の無い私(笑)
でも開店してすぐだったためか、すぐに席に案内してもらうことが出来ました(;´▽`A``


一応メニュー紹介です


席についてすぐ目的の「すき焼き」一人前6300円を二つオーダー


最初に小鉢が出てきました
コレは以前食べた「石焼肉」や「しゃぶしゃぶ」をオーダーすると必ず出て来ます
牛肉を湯がいたもので、ポン酢でアッサリといただきます

これをいただいている間に仲居さんが手際よく「すき焼き」の準備をしてくれます
その間に期待が高まっていきますヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ


お待ちかねの「すき焼き肉」の登場です
もうね、見ただけで旨いとわかるお肉ですね( ̄m ̄* )ムフッ♪
このお店では黒毛和牛の若い雌(三歳未満の未経産牛)の優秀牛をさらに厳選されているようです


最初の一枚は仲居さんが調理してくれます 
鍋に牛脂をひき、牛肉を焼きつつ砂糖をまぶし醤油で味付けしてくれました
やはり奈良ということで「割下」を使わない関西のすき焼きですね


関東と関西ではその調理法に違いがあるようです。
関東のすき焼きは明治に流行した牛鍋がベースになっており、だし汁に醤油・砂糖・みりん・酒などの調味料を混ぜた「割下」をあらかじめ用意しておき、これで牛肉を煮ます。
一方、関西のものは名前の通り牛肉を「焼く」料理で、焼けたところに砂糖をまぶし醤油を直接加えて味付けをし、割下は用いない。
東西の食べ方の境界線は、愛知県豊橋市にあると言われています。
現在ではすき焼き専用の割下を全国のスーパーなど販売されているので、境界線は明確ではなくなってきているようですが・・・(;´▽`A``



まずは最初の一枚をいただきます

大きく切り分けられた榛原肉はしゃぶしゃぶ肉とは違い厚めに切られており、箸にズッシリと重みがかかります 
女性なら一口では食べられないほどの一枚のボリューム
本来なら一口でいただくのが最高の贅沢のような気がしましたが、何故だか勿体無いような気がして・・ この上質な牛肉の味を少しでも長く味わいたくて噛み切ろうとしたのですが肉が柔らかく、いとも簡単に噛み切れてしまうのです いや、正確にはほどけてしまうと言う表現のほうが正しいかもしれません

肉は柔らかく口の中でころがすと、溶けていきます
それに上質の牛の脂が甘い!!
もうね、たまりませんヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ


コレ以降は自分で好きなように砂糖とお醤油で調理します

これは私の友人に教えたもらった話なのですが、水の出る野菜や肉を固くしてしまう「しらたき」「糸こんにゃく」等は肉の近くに入れるのはゼッタイやめたほうが良いそうです
なので、椎茸・豆腐と葱等で壁を作ってます( ̄▽ ̄)うへへへぇ~

やはり肉汁の染み込んだ「お豆腐」コレ最高ですね すき焼きの時は もうコレだけでご飯3杯はいけます(笑)

チョット意外だったのは「牛蒡の笹がき」が入っていたこと
先程関東の友人に確かめたのですが、友人の住むあたりでは牛蒡は入れないようですね コレも関西の「すき焼き」独特なものなのでしょうか?

あとはおひつに入ったご飯 二人でいただくには十分なほど(お茶碗に4杯分以上)と漬物・スイカが最後に出てきました(*^▽^*)


松本清張が愛した榛原肉のスキヤキ 松坂牛のスキヤキになんら引けを取りません!!
むしろこのプライスでこの上質な牛肉がいただけることに驚きです!
皆さんも奈良にお越しの際は、松本清張の愛したスキヤキ 一度食べてみられてはいかがでしょう?




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福寿館
「福寿館本店」
奈良県宇陀市榛原区萩原2445
0745-82-0101
お食事
11:30~21:00 19:00以降要予約(ラストオーダー19:30)
一階売り場
9:00~19:00
火曜定休
お店のHP http://www.rakuten.co.jp/h-fukujukan/746194/

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