ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダーW 「第48話 残されたU/永遠の相棒」

2010-08-22 19:09:02 | 仮面ライダーシリーズ
フィリップはWに変身しようとするも、翔太郎は変身できずにいる。その間にも若菜の数値は上昇する。そこにタブードーパントがユートピアに攻撃をしかけ、ユートピアの変身が解除。タブーはフィリップに若菜を連れて逃げろと言う。フィリップはタブーに僕らを助けて・・・と聞くが、タブーは加頭が気に入らなかっただけだと言う。タブーは加頭に攻撃を続ける。だが加頭には通用せず、加頭はNEVERでなければ死んでいたとタブーに言う。
翔太郎達はその場を退却する。冴子と若菜がユートピアに捕らえられてしまった・・・。

ユートピアは人間の生きるための希望、願望などを吸い取って自分の力にし、照井が精神波攻撃に強い体質でなければもっと恐ろしい症状になっていたとフィリップは言う。フィリップは翔太郎に君が変身をためらったせいでこのザマだと言う。翔太郎はオレは・・・と何か言いかけるのを見た亜樹子がちょっと2人で話でもしたら、と先に帰る。フィリップは翔太郎にどうせ消えるなら姉さんを助けてから消えたいんだと言うが、翔太郎はどうしても納得いかない。フィリップは翔太郎に、優しさは君の一番の魅力だが、このままじゃ僕は安心して行けない、たとえ一人になっても君自身の手で風都を守り抜くと約束して欲しいと言う。翔太郎は自分に自信が持てず、約束できないと言う。そこに翔太郎のスタッグフォンに刃野の携帯電話を通して加頭が来人君はいますかと言う。フィリップは若菜はどこかと聞くと加頭は財団の天文研究所だと言い、数値も上がっていると言う。加頭はユートピアに変身し、刃野、真倉、クイーン、エリザベス、サンタちゃん、ウォッチャマンを手にかけ、今まさに鳴海事務所の前におり、亜樹子に手をかけた。翔太郎達がかけつけるも時既に遅しであった。翔太郎は亡き荘吉の帽子を手にする。

若菜は夢の中で父・琉兵衛の幻を見る。琉兵衛は若菜にこの星の嘆きが聞こえるだろうと言い、それを聞いた若菜は地球の巫女になると言う。琉兵衛が消えるとフィリップが現れ、それが姉さんの決断なんですねと言い、もう僕には姉さんを救えないと言うと姿を消す。若菜は夢から覚めると冴子が現実はもっとひどく、加頭はクレイドールの力を衛星に飛ばし、地球規模のガイアインパクトを起こすと若菜に言う。それを聞いた若菜は冴子に親父の計画を横取りして、差し金ねと言う。そこに加頭が現れ、出会った時に言ったあなたが好きで逆転のチャンスをプレゼントするということを愛ゆえに達成したと言う。冴子は感情を表に出さない加頭に本気だったのかと聞くと、加頭は冴子によく言われ、工場の場所を敵に教え私を売ったがあなたが園咲冴子だから許すと言い、タブーのメモリを渡そうとする。だが冴子は加頭が園咲をナメているため拒絶する。冴子はこんな形で若菜に勝っても死んだお父様は認めないと言い、加頭を食い止め若菜に逃げろと言う。冴子はタブーに変身し、ユートピアに立ち向かう。だがタブーはユートピアに倒されてしまう。若菜は逃げようとするもユートピアに捕らえられてしまう。

冴子は断末魔に若菜を助けられなくて最低・・・と悔やむも、そこに翔太郎が現れ、若菜姫は任せろと言う。

園咲冴子氏・死去。

加頭はガイアインパクトを始動するが、そこに翔太郎が現れユートピアに挑む。メモリガジェットが装置を破壊、ガイアインパクトを阻止、翔太郎は若菜を逃がす。そしてエクストリームメモリと共にフィリップが現れ、
「一人でよくやったねぇ。スゴイよ。」
「約束を守っただけだよ。」
「君の友であることは僕の誇りさ。」
この程度で私の計画が止まるとでも思うのかというユートピアに対し、翔太郎とフィリップは
「止めるさ、何度でも。この左翔太郎が街にいる限り。」
「たとえお前らがどんなに強大な悪でも風都を泣かせる奴は許さねぇ。体一つになってもぐらついてどうする。その心そのものが仮面ライダーなんだ!この街には仮面ライダーがいることを忘れんなよ!」
「財団X加頭順!さぁ、お前の罪を数えろ!」
「いくよ翔太郎。最後の・・・」
「あぁ、最後の!」
「変身!!!!!」
2人はサイクロンジョーカーエクストリームに変身、ユートピアドーパントに立ち向かう。ユートピアにダブルプリズムエクストリームが炸裂した。
「お前の罪を数えろだと・・・人を愛することが罪だとでも・・・」
と加頭はユートピアに変身しようとするもメモリは砕け、加頭は消滅。

加頭順氏・殉職。

「別れの時が来た。翔太郎、姉さんにはこのこと内緒にしておいてくれ。」
「わかった。」
「じゃ、行くよ。」
とフィリップがエクストリームメモリを閉じ、変身を解除しようとすると、
「オレの手で・・・やらせてくれ。」
「任せるよ。」
翔太郎がエクストリームメモリを閉じようとするが、
「大丈夫。これを閉じても僕達は永遠に相棒だ。この地球がなくならない限り。泣いているのかい翔太郎。」
「バカ言うな。閉じるぜ・・・。」
「さよなら・・・。」
「おう。」
翔太郎はエクストリームメモリを閉じ、フィリップは消滅。

若菜は病院に保護され、翔太郎はフィリップの残した最後の依頼をやり遂げた。翔太郎はフィリップからのプレゼントを開けると中にはロストドライバーと本が。本の最後のページには“僕の好きだった街をよろしく 仮面ライダー 左翔太郎! 君の相棒より”と書かれてあった。それを見た翔太郎はただ泣き崩れるだけであった。
「ありがとよ・・・フィリップ。大事にするぜ。

オレはずっと街を守る・・・仮面ライダーとして。見ててくれよ・・・なぁ、フィリップ。


今回はいよいよ加頭との決戦でしたが、若干駆け足気味かと思いましたが、翔太郎が荘吉の形見である帽子を被り若菜を救うためにユートピアドーパントの前に立ちはだかったところで主題歌をバックに翔太郎がユートピアに立ち向かうあたりから一気にヒートアップし、翔太郎とフィリップの最後の変身で更に盛り上がったりするあたりはもう文句なしで燃えましたね。翔太郎が荘吉の帽子を被るというのも決戦という雰囲気をさらにアップさせていた気がします。

最後の変身に待ち受けていたのはやはりフィリップの消滅で、今まで相棒としてやってきたのに避けられない別れ・・・翔太郎が泣き崩れるシーンは、左翔太郎役の桐山漣氏も感極まってマジ泣きだったんだろうな・・・。そりゃ、泣くなって方が無理なもんでしょう。

本当に今回は密度が濃かった回でしたね。