キョウチクトウ科のガガイモです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、つる性なので草地や林の縁などで草や樹木にからまっているのが見られます。
葉は対生、長い葉柄を持つハート形で主脈が太くはっきりして側脈が斜めに出ます、まわりはなめらかです。
葉脇から花枝をのばし、花柄がわかれて多数の花が集まってさきます。
花は白色から紅紫色、筒形の花弁5枚が反り返って開きます、花弁には多数の毛が密生します。
花の中心部には短い筒型の副花冠があります。
雄しべは筒形に合着してずい柱を形成し、雄しべの中心から雌しべの柱頭が長く花の外にのびます。
ずい柱の中では5個の雄しべから2個づつの花粉塊がつくられます。
秋には10センチほどの細長い果実ができ、熟すと開いて長い毛の付いた種子が風に乗って飛んでゆきます。