キツネノマゴ科のキツネノマゴです。
本州から四国、九州に分布する一年草、草地や公園、畑などで見られます。
茎は分岐して立ち上がり、先端に花穂をつけ、群生します。
茎の途中には節があり、節ごとに葉が付きます。
葉は対生、先のとがった卵形で葉の表面には細かい毛があります、縁はなめらかですが細かい毛があります。
茎の先端に花穂がつきますが、萼と苞葉が花穂を作っていて、1個か2個の花が順にさいてゆきます。
一度に全部さかないのが特徴ですが、台風などの気象状況などを考えた生存戦略のようです。
花弁は上下2枚に分かれます、上側は白色で小さく雄しべ2本が上部の内側につきます。
下側はうすい紅紫色で大きく、付け根に白い模様がある唇型です。
名前は、花穂が「狐」の尾に似ていて、花が小さいので「孫」とつけたそうです。