ヤマノイモ科のオニドコロです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草です、つる性なので林の縁などの高い木にはい上がっているのが見られます。
葉は互生、葉柄があり、先のとがったハート形です。
株は雄花のさく雄株と、雌花のさく雌株があります。
下の写真は雄花です、葉の脇から花穂が立ち上がります。
うすい緑色の花穂は花弁が6枚開き、雄しべは6本あります。
下の写真は雌花です。
雌花も薄い緑色の花弁6枚が開きますが、花弁の下に子房がつき、花がまばらです。
受粉した花は子房が大きく膨らみ、3枚の翼になります。
写真では、花穂の先には花がさいていますが、付け根側は子房が果実の形をしています。
果実は3室に分かれ、熟すと3室が開いて、1室に2個づつの羽根の付いた種子が風に乗って旅に出ます。