毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「コロナでマザーテレサの家に帰れない日本女性の話」No.3964

2020-09-07 22:35:42 | 人間

ピアニストを志し、ウイーンの音楽大学を卒業した後、

1992年、日本へ帰国途中に観光のため

インドのカルカッタ(コルカタ)に立ち寄り、

何げなくマザーテレサの家の重症心身障害児施設

「ダヤダン・メディカル・センター」を訪れて以来、

ずっとそこに定住し障害児の養育と訓練(リハビリ)の無償活動を

続けてきた女性がいます。

渋谷りつ子さんです。

その施設は、貧しさから親が育てられず、見捨てられた

自分の身の回りの事もできない重度の障害を持つ子が多く、

過酷な状況に身を置くうちに

(自分の役割は音楽ではなく、

この子どもたちを助けることではないか)との思いから、

生活費を全額自費で負担しながら活動を続けているそうです。

他人のために全力で生きるりつ子さんの人生は

アフガンの人々の生活に尽くしたペシャワール会の中村哲さんに

重なって見えます。

そのりつ子さんが、現在コロナのためインドに帰ることができず

残してきた子どもたちのことをずっと心配しています。

よだれかけやおむつなど、いつも日本に戻っては買っていた

子どもたちの生活用品やコロナの制限が解除された場合の渡航費に

当ててもらおうと、

りつ子さんを支援する人たちがクラウドファンディングを始めました。

インドでボランティア28年の渋谷りつ子さんの活動を支えたい」

https://readyfor.jp/projects/38269(締め切り9月16日)

私も寸志をりつ子さんに託します。

渋谷りつ子さんに関するお話は、私のブログ友である

こきおばさん様から教えていただいています。

こきおばさんとりつ子さんは同じ町内会ではないものの

同じ山梨県人同士で、りつ子さんが帰国するたびに

何かとお世話されている仲です。

クラウドファンディングもこきおばさん様からの情報です。

 ↓        ↓        ↓

http://blog.livedoor.jp/leltugo123-yuki1234/archives/51955158.html

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「貧乏人は死ねという三流政治の日本国」」No.3963

2020-09-06 23:34:25 | 反戦平和

↑コロナ、母子家庭18%で食事減 ©一般社団法人共同通信社

飲食の仕事をし出して以来、

人々の毎日の食事が急に身近に感じられる今日この頃、

上のようなデータを見ると(日本は本当に貧乏になったな)と

つくづく思います。

しかし、ブログで想像する皆さんの生活や

店に来はるマージャンクラブのメンバーなど、

多くの人々からはそんなにお金に困っている様子は

感じられません。

私自身も、決して無駄遣いはできないけれど、

諸経費や税金、保険料などを払っても

そこそこ食べたいものを買って食べることができています。

母子家庭など事情を抱えた貧困生活者は相対的割合で言えば

社会の少数派なのでしょう。

若い頃の私は

貧困層の救済はもっぱら政府・自治体の責務であり、

「施(ほどこ)し」などは金持ちが貧乏人に上から目線でしてやる

偽善であると考えていました。

その考えがガラガラと崩れたのは

2001年に旅行でメキシコシティーに行ったときでした。

驚いたことに市バスに乗ると途中で必ず、

乗客にお金を無心するために乗り込んでくる人が何人かいて、

乗客はすごい勢いで小銭を施すのです。

バスの運転士さんも全く無心者を拒絶せず、

いくつかのバス停を無賃乗車させてあげています。

また、どこの観光スポットにも必ず乞食さんがいて

頭を下げて人々からお金や食べ物をもらっています。

最初私は(メキシコ政府は何をしているのか。

即座に貧民救済しないとだめだろう)と思っただけで

お布施しませんでした。

しかし、よく考えてみると、

政府が貧民を助けず放置しているからと言って、

その怠慢を怒っているだけでは貧民はその間に死んでしまいます。

今日・明日の生活が立ち行かないので乞食をしているのですから

(たまにはそうでない人もいるようですが)。

 

スガ官房長官が日本の次期首相に立候補して

自分の政治理念を「自助・公助・共助」だと発表したとき、

私は(はじめに「自助」=自己責任を持ってくるのが

政治家のやることかい!政府は何のためにあるんだ!!)

と怒り、こういう冷血人間が政治家になってはいけないのに、

今の政府はこんなのばっかりだと悲しみました。

まるで2001年当時のメキシコ政府みたいです。

 

私は貧乏な生活を強いられている人々は

政府への怒りを選挙まで持続してほしいと思うと同時に、

政府が無為無策でも、

私たちは今日・明日を生きるために助け合わなければならないと

考えます。

2001年当時のメキシコの人々が普通にしていたように。

尼崎の「どるめん&遊」では

毎週木曜日の夕方を子ども向け、金曜夕方をシニア向けに

半額割引しています。

野菜・たんぱく質・炭水化物をバランスよく取るメニューなので

遠慮せず来てほしいと願っています。

 

このブログをお読みの皆さんの地元に

子ども食堂や母子家庭への食品カンパ事業などがあったら、

ぜひそこに食品などを寄付していただきたく思います

夏休み、母子家庭の子どもの何割かはきっと体重が減ったはずです。

その子たちに栄養をつけてあげないと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「仕出し弁当屋さんになった」No.3962

2020-09-05 09:37:22 | 反戦平和

 

小規模飲食店にとっては毎日まいにちが命がけ。

コロナで営業が制限される中、

どうしたら店を立ち行かせることができるか

どの店も必死に工夫して頑張っています。

成り行きで八月から

我が息子の遊食酒房「どるめん&遊」の助っ人になった私は

もう一人のありがたいお助けパーソン"ちーちゃん"とともに

水・木・金を「身体に優しい手作り料理DAYS」と銘打って

低脂肪・高たんぱくの鶏肉や

どこから見ても体にいい青魚、

働く人たちに不足しがちな野菜提供を心掛けて料理を作り、

テイクアウトや仕出し弁当などもやっています。

お店での食事はコロナ感染防止のため、

今は2組のお客様に制限させてもらっています。

写真は昨日(金)の仕出し弁当。全て手作りです。

とは言っても、

メインディッシュは専門的知識と技を持つちーちゃんが一手に引き受け、

私は漬け物やサラダ、デザートなどの隙間副菜担当ですけどね

1食当たりの利益は雀の涙程度で、

薄利多売をするしかないんですが、注文もまだ多くありません。

自民党幹部の

「これでダメな企業なら切るだけだ」という

民草を人間扱いしていない非情な言葉が毎日頭に浮かびます。

(ちくしょう、今度の選挙では絶対に自民・公明に入れない)

と心で呟きながら。

 

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「阿波根昌鴻さんから学んだ節約の技」No.3961

2020-09-03 09:00:52 | 反戦平和

阿波根昌鴻(あはごん・しょうこう)さんと言えば、

沖縄人ならずとも日本人なら

誰でも知っていなければならないほどの人物です。

伊江島に「わび合いの里」という平和のための資料館がありますが、

その入り口の壁には阿波根さんが残した戒めがあります。

戦後すぐの米軍占領下の沖縄の民にとって、

人間の尊厳を失わないでいることが

どれほど難しいことであったかは

『命どう宝』という本で知る事ができます。

それでも、諦めずに

何度も何度も陳情に出かけた沖縄の人々の心に刻まれた

阿波根さんの陳情規定は

正義を尊ぶ人間の心の美しさをも示しています。

 

伊江島のヌチドウ宝記念館を訪問したときに

阿波根さんの養女である謝花悦子さん(この方も凄い人です)から

阿波根さんの偉業の数々をお聞きしましたが、

関西の自宅に戻って以降、ずっとしていることがあります。

阿波根さんの真似です。

それは、これです。

阿波根さんは極貧の中で米軍の非道さを証拠に残すために

カメラを買いました。

そのお金の捻出は寄附と徹底した節約です。

その一つが、使い切った練り歯磨きを切って

残りを完全に使うということです。

私もこれならできると思い、実践しています。

結構残っているもんですよ。

阿波根さんは捨てられた歯磨き粉を拾ってきていたそうですが、

まだ私はそこまではできていません。

今後の課題です。

 

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「アベ首相、潰瘍性大腸炎なのにステーキや焼肉の日々。どゆこと?」No.3960

2020-09-01 22:24:27 | 反戦平和

先日、立憲民主党の石垣のりこ参院議員が安倍首相の辞任について、

「『大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物』を

総理総裁に担ぎ続けてきた自民党の『選任責任』は厳しく問われるべき」

とツイートし、大騒ぎになったそうです。

主なものは「大事な時に体を壊す癖がある」という部分に対する、

「病気をネタに攻撃するのは不謹慎だ」

「病気で弱っている人を叩くな」

「仮病扱いしている」などという非難です。

彼女はツイッターで自分の文が拙い表現で、

病気の方々に嫌な思いをさせたなら悪かったと

謝罪しましたが、

上の表が事実なら「仮病扱い」というより本当に仮病なのでは?

(どうも事実のようです。根拠は下のリテラの記事)

https://lite-ra.com/2020/08/post-5606.html アベ首相が会見で語った「病状」が矛盾だらけ!「潰瘍性大腸炎の兆候」「体調異変」と説明した時期に連日会食、しかも仏料理にステーキ

実は、アベ首相は2007年、第一次安倍内閣の時の辞任の際も

まずはじめは「自分が辞めることで局面を転換した方がいい」と述べ、

その後、実は健康問題で辞めることにしたと言い直しましたが、

その時の医師団の診断は「潰瘍性大腸炎」ではなく、

ストレスと疲労による「機能性胃腸症」だったとのこと。

それが「潰瘍性大腸炎」にすり替えられたのは、

翌年2008年1月の文春に

「わが告白 総理辞任の真相──突如、襲った体の異変。

今、初めてすべてを明かす」と題した手記を発表し、

そこで初めて「潰瘍性大腸炎」という持病を持ち出して、

辞任を正当化した経緯があります。

今回の「潰瘍性大腸炎」が根も葉もないとまでは言いませんが、

つぎのような記事も見たものですから、

疑心暗鬼になるのも当然でしょう。

それでなくても今まで国民に

さんざん嘘ばかりついてきた人ですからね。

「当初、官邸側は慶応大学病院に診断書を出してもらい、それを公表するつもりだった。記者会見に医者同席の案もあった。ところが、大学病院側は拒否。なぜなら、潰瘍性大腸炎は再発しておらず、ストレスから来る一時的な症状悪化に過ぎないから。いくら何でも“虚偽診断”はできないと。
そして、実は慶応大学首脳は、“病気を政治に利用した”ということで内心はカンカンだというのです」https://access-journal.jp/53069「アベ首相辞任の真相——河井夫婦1.5億円一部還流疑惑に新展開」

 

何よりへんちくりんなのは

病気のために辞任するという

切羽詰まった事態の(はずの)記者会見で、

「私の体調は絶対に大丈夫」と言ったり、

(じゃ、何で辞任するわけ?)

聞かれてもないのに「次なる政権に対しても影響力」と宣言したり、

(院政敷く気かい)

病気を政治に利用した匂いがプンプン漂ってくるのです。

それでも日本人の中には

「安倍さん、今までありがとう」とか言う人が

後を絶たないそうです…

 

 

 

 

 

 

 

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