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日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「だからもう、天皇制とかやめれば?」No.2909

2019-04-27 22:02:29 | 民主主義について

 旧運動場の荒地を優雅に歩く鳥さん。

 

今日、秋篠宮さんの息子さんの教室の机上に

包丁みたいな刃物が2本置かれていたというニュースがあり、

ついにここまできたかと非常に残念に思います。


秋篠宮家のお姉さんの眞子さんの結婚問題について、妹の佳子さんが

「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。

姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」

と、個人の意思を応援するメッセージを発したことが、

ネットのみならず、週刊誌まで含めて

姉妹と秋篠宮家に猛烈なバッシングを展開し始めたあたりから

普段は皇室のことなどほぼ無関心な私ですら、

(あれ?世の中の流れがおかしいぞ)と感じるようになりました。

マスコミ、週刊誌は戦後今まで(て言うか最近まで)一貫して

天皇家の悪口はタブーでしたよね。


半世紀ほど前、私が知床の斜里で高校生だったとき、

我が町に岡林信康さん(代表作「チューリップのアップリケ」「手紙」)が

来て「ヘライデ」という歌を歌ってくれました。

1番は「兄きゃが出て 弟はが出て 二人揃ってはめをはずす」

と岸信介・佐藤栄作兄弟の容姿をからかった歌詞でしたが、

2番は天皇家のトイレの話で、

詳細は忘れましたが「ヘイカ!」「デンカ!」だけ鮮明に覚えています)、

そのときは大笑いしました。

が、その歌は放送禁止になってしまったそうです。

もちろん1番のアベの祖父・大叔父ネタではなく、

2番の天皇家ネタのせいです。

オナラとか、ちょっと下ネタの歌詞ではありましたが、

駄洒落に過ぎないので、

それをもって天皇家を攻撃・中傷・非難するとは言えず、

 言論の自由の観点から、

その放送禁止は良くないと私は思いました。


しかし、今の天皇家や秋篠宮家へのバッシングは

明らかに天皇一族の人権を制限・否定して憚らないものです。

「個人で自由にしたかったら宮家から出てからすれば?

国民は税金払ってるんだから、好き勝手されたら日本の威信に関わる」

「宮家は普通の庶民とは違うから、相手の家柄や格式などは考慮されるべきだ。

身の程をわきまえて欲しい」

など、憲法で何びとも個人の人権が保障されると謳われたことが

天皇一族には当てはめる必要がないかの主張です。

これではまるで「檻の中で飼われている生き物」扱い、

それが不謹慎と言うなら「人身御供」の身の上とでもいうような

気の毒な処遇に置かれているのが天皇家の一族ではないでしょうか。

戦前・戦中は神様だった天皇ですが、

戦後、人間宣言をして以来、私たち庶民と同じ人間の仲間です。

ただ、天皇の仕事が「日本国ならびに日本国民統合の象徴」というだけで、

その家族の人権・生活権を制限する権利が国民にあるのでしょうか。

いくら「税金払っているんだから」と言っても

それは通用しません。

そんなことなら、いっそのこと

象徴天皇制も止めたらいいと私は思います。

天皇が政治を利用しないように、象徴天皇制になったはずですが、

今は政府が天皇制をさんざん利用して、

政府の言うことを聞かない天皇や秋篠宮はバッシングするという

わけのわからなくなっているこの事態は、

全く美しくない日本、および日本国民の有様です。

 

菏澤学院女子寮脇の樹木は一本いっぽんバラバラで、見栄えも一貫性も関係なし。これはトベラかな。

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