一週間(10月1日~7日)休みの国慶節の中間日とあって、
一日ぐらいはスピーチ特訓も休憩し、
我が宿舎でカレー昼食会をすることにしました。
ほとんどの学生が帰省や旅行で出払っている中、
4年生の残留組5人と2年の趙さん&彼のガールフレンド魏さん、
そして、お馴染みの菏澤学院卒業生の楊芬さんが
鬘(かつら)会社で働いていた時の先輩劉さんとともに来てくれました。
劉さんは、その会社の社長が悪い人なので(楊芬さんの通訳)、
もっとお金を得るために今、独立して鬘の国際ビジネスを始め、
広州の国際交易会にしょっちゅうサンプルを持って出かけているそうです。
料理はメインディッシュの昨晩仕込んだ椎茸たっぷりチキンカレーですが、
それ以外にも、
趙さん・韋彤さんと私が流れ作業で作ったトンカツや、
ハムに火を通すのを料理超初心者の趙さんに、
その指導を魏さんにしてもらったハムサラダ、
4年の女性たちが作ってくれた海老ソースをベースにした卵とじなど
お昼ごはんとしては十分豪華絢爛の献立でした(自画自賛)。
↓今日、何といってもみんなの羨望の目が注がれていたのはこのカップルです。
日本語学部2年の趙さんは、1年生の時から
日本語愛好者協会(大学が作った官製クラブ)を背負って立っていましたが、
(だって隔年募集にしたため1学年上のクラスがないのです)
彼が孤軍奮闘しているのを見初めた英語学部の魏さんが、
「付き合ってください」と申し込んだのだそうです。
このいきさつを趙祖琛さんはスピーチのメインエピソードに選びました。
今は、いや~、愛は人を救うんですね~、とだけ言っておきましょう(笑)。
↓山査子(サンザシ)の砂糖漬けです。
果物の酸味が砂糖に包まれてとても調和のとれた美味しいおやつです。
(実は、今日初めて食べたんですけど)。
山査子には抜群の美容効果、不老長寿の薬効があると聞いて、
明日、さっそくキャンパスのスーパーに買いに行こうと決めた私です
↓日本で文旦と言われている柚子は、
中秋節には月になぞらえて食卓を飾るなど、今の季節には欠かせません。
日本の文旦と比べてかなり特大サイズですが、
4年生の女性たちは一人で一個全部食べるそうです。
確かにサッパリとした絶妙な味です。
右の観葉植物は2年生全員から誕生日にプレゼントされました。
ここではサツマイモしか育てた経験がない私ですが、
お蔭様で久しぶりに緑が傍にある日常が過ごせます。
↓娘がくれた日本国憲法カレンダーはリビングに。
日本国憲法一覧表は書斎の壁に。
↓外では近所の親子がバドミントンをしていました。
中国のお父さん方はと~っても子煩悩ですよ!
空に映えて美しいモクゲンジ。
実を拾ってきました。
種は数珠の材料だそうです。これからさらに黒くなるんだったかな。
サンザシの実、なつかしい!
旧満州ではサンザシの実を、長い棒に10個ぐらい刺したものに、水あめがたっぷりついたものを売っていました。
サンザシに実には甘いものが合うんですね。
真っ赤な実についていた水あめが、陽の光を浴びてきらきら光っていましたっけ。
数珠になるというモクゲンジは初めてみましたが、この辺には数珠玉と言う草があります。やはり黒い実を付けます。
サンザシの串刺しは江西省でもよく見かけて、食べたいなあと思ったのですが、学生が「先生、あんなものは甘くてたまりません。やめた方がいいです。」と注意するので食べませんでした。でも、サンザシはとても健康にいいんですよね。サンザシそのものはちょっと酸味がありすぎかとも思いますが、スーパーで探してみます。健康にいいと聞いたら即実践(笑)。
モクゲンジは中国から日本海側だったかのある地方だけに伝わっているようです。当分モクゲンジを拾い集める日々が続きますので、また写真を載せますね。何といってもこちらの秋は紅葉ならぬモクゲンジです。