毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「沖縄の歴史に刻まれる写真」2015年2月24日(火)No.1099

2015-02-24 20:27:14 | がんばれ沖縄

おととい22日朝、山城博治沖縄平和運動センター議長と、

山城さんを助けようとしたもう一人の男性(宮古島出身)が米軍に拘束され、

その後、名護警察署に身柄を引き渡され、昨夜8時前解放されました。

その拘束理由は、今も正当性が立証できるようなものではなく、

ただ、暴力に訴えて辺野古基地建設抗議の声を圧殺しようとしたとしか

言いようがないです。

米軍の警備員が、基地の敷地に入ってもいない山城さんの足を引きずって

基地内に連れて行き、後ろ手に手錠までしたとのことです。

安倍首相、今こそ「日本人に指一本触れさせない!」と啖呵を切るべきときですよね。

即刻オバマ大統領に抗議してください。

 

それにしても、この写真はものすごい証拠です。

アメリカ軍は沖縄で日本人を転ばして足を引っ張ろうが、基地に誘拐しようが、

治外法権、やりたい放題。

日本の警察はただ見ているだけで、県民を守るへのツッパリにもなっていません。

1972年に沖縄は日本に返還されたはずですが、

沖縄人の人権はその後もこのように蹂躙され続けています。

(写真は沖縄タイムスなどよりお借りしました)

 ↓拘束寸前、水色のポンチョを着た山城さんが、抗議の人たちにいったん下がるよう、

マイクで指示しているところ。右下に忍び寄る手がこの直後山城さんを引き倒しました。

 

 

↓山城さんを引き倒しているのが米軍の警備員(でも日本人)。

左の方で警官たちがぼ~っと立っています。

山城さんを助けようと一人の支援者が必死でしがみついていますが、

この後引きはがされました。

 

↓逮捕状も何もなく連行される山城さん。米軍による事実上の誘拐です。

 

↓基地内で座らせられる山城さん。

 

↓名護署を昨夜23日午後7時45分頃出てきた山城さん。

署内でも、「仲間を返せ」コールがずっと聞こえていたそうです。

 

辺野古新基地:山城議長ら「境界線越えてない」と抗議 

2015年2月24日 11:16 沖縄タイムス

名護市辺野古の新基地建設に対する抗議行動のさなか、米軍キャンプ・シュワブに侵入したとして刑事特別法違反の疑いで県警に逮捕されていた沖縄平和運動センターの山城博治議長(62)と男性参加者(63)の2人が23日夜、名護署で釈放された。那覇地検は今後、任意で調べを続ける方針。複数の県警関係者によると、22日の拘束は米軍独自の判断で、県警との事前の調整はなかったという。

釈放された山城議長は「(提供区域との境界を示す)黄色のラインは越えていない。                                                                                          私は騒ぎを抑えようと、皆にとりあえず下がろうと言っただけ。明らかに不当だ」                                      と抗議した。                                                               「集会の日に逮捕というのは、嫌がらせだ。だが、逆に県民の怒りに火を付けた」                                      と強調した。

名護署前には午前から市民最大約100人が集まり「仲間を返せ」と繰り返し抗議の声を上げた。                                                                              午後7時45分ごろ、山城議長が署の建物から出てくると、抱き合って喜んだ。                                           山城議長を助けようとして逮捕された谷本大岳さん(63)=宮古島市=もその約15分後に釈放された。                                                                                  「怒りしかない。何が何でも、新基地建設は絶対に止める」と語った。

一方、複数の県警関係者は米軍による2人拘束について、「寝耳に水だった」「意図は分からない」と語った。                                                                                フェンス外の境界線を越えたとして刑特法を適用するのも異例だという。                         抗議行動激化を警戒してリーダー逮捕を避けてきた県警に対し、米軍がいら立ちを強めていた可能性がある。

名護署は23日、2人を那覇地検に送致。地検が裁判所へ勾留請求せず、釈放した。逃亡や証拠隠滅の恐れがなく、勾留の必要はないと判断したとみられる。

――――――「沖縄タイムス」ここまで

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「西川農相辞任、次はNHK籾井... | トップ | 「タイで『I'm sorry about K... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

がんばれ沖縄」カテゴリの最新記事