今日、と言うかもう日にちは変わってしまいましたが、
郵便局から日本にDVDを送ろうとして、正午に授業を終え、
2年の韋彤さんと一緒に最寄りの郵便局分局に急ぎました。
日曜日の夕方編集し終えたばかりの2年生のビデオレター「日本の皆さんへ」ですが、
中国人の先生にキャンパス西門傍の分局から国際EMSで送れると聞いたのです。
行ってみると、看板に〈12時~午後2時:昼休み〉と表示されていました。
仕方なく時間をつぶすために、近くの食堂で昼ご飯を食べることにしました。
それでも時間が余ったので、おいしいパン屋さんを探して食パンを買ったり、
wifiの使える喫茶店で大カップのスイカジュースを飲んだりして2時まで過ごし、
行ってみるとまだシャッターが閉まっています。
「トイレに行っています」と張り紙があり(12時に来た時も貼ってあった)、
そこに書いてあった電話番号に韋彤さんが電話すると、
すぐ女性がバイクで来てくれました。
実は昼休みに限らず、常時「トイレに行っています」状態で、
電話があると駆けつけてくるようにしているとのことでした。
ここまででも十分時間を食ったのですが、
その分局の人は、国際便を扱っているわけではない、
台湾だけだと言うのです。
仕方がないので、すぐに近くのバス停からバスに乗って本局に向かいました。
20分ほど乗り、10分歩いたところで本局に着き、
(やれやれ、ようやく送れるわ)と壊れないように丁寧に包装したDVDを出すと、
驚きの返事が返ってきました。
「残念ながらDVD、CDは送ることができません。」
と言うのです。
韋彤さんが聞いてくれた理由というのがこれまた驚きで、
①民族の分裂を画策する情報交換を避けるため。
②麻薬、毒などを運送する情報交換を避けるため。
というのです。
主に①の理由です。
中国国内は自由かというと、やはり管轄トップの証明書が必要だそうです。
窓口の人は気の毒そうな表情でした。
今時、DVDやCD規制だけで悪しき情報が取り締まれるはずもないのに、
これは人民に対する嫌がらせのような仕打ちだと私は感じます。
1つは日本の知床の姪に送る予定だったので、メールでその旨伝えると、
「すごいね、中国」と返事がありました。
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果物は変わらずおいしいです。棗(なつめ)の季節になりました。