毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「現代日本の報道の自由度」2014年9月24日(水)No.994

2014-09-24 08:34:17 | 政治

22日のブログ文に対して中国から『ちゃんぽんくん』さんがコメントを寄せてくれた。

「中国は、日本の憲法21条に保証されているような表現の自由がない、

中国の憲法35条で定められているが、政府はそれを守る気配もない」

とのこと。

確かに日本と中国を比較すると、言論の不自由さのレベルが違うと思う。

中国当局による私のexciteブログの実質的閉鎖によって、それはしみじみ感じた。

(私のブログの影響力など、ほぼ無いに等しいのに……)

だからと言って今の日本で、

「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」

という、この日本国憲法21条の条文が制限なく施行されているかと言うと、

きちんと日々の事態を見ている人ならみんな、「NO!」「んなわけない」と言うだろう。

日本で暮らす人々の多くは、未だかつてない危機感を抱いている。

その危機感は今の安倍政権の行政に由来し、

メディアが政権に飲み込まれていること、

国民も、テレビ、新聞しか見ない人の多くは、

その報道を鵜呑みにしてしまっているという現状を見るにつけ、その感情は増幅する。

それでも、twitter(世界的なソーシャル・ネットワーク・サービスの一つ;

中国では見られない)では、

例えば、上杉隆さんというジャーナリストが発した「上杉隆のニッポンの問題点」の紹介などが

自由にできる。それに対する意見交換も。これは譲れない一線である。

 

ちなみに、下の8番の石井孝明という人は反対意見を言っている(これも言論の自由)。

しかし、この人はきちんとグラフの根拠を検証することなく、

「このグラフは上杉隆といういい加減な野郎、

並びにそのグループ『国境なき記者団』が勝手に作ったものなので信用できない」

と暗に述べている。

この人のように冷静に物事を調べず、

社会の支配的な雰囲気・感情に流されて、とっさに「意見」を言う愚か者が

増えているのも、今の日本の憂うべき現象である。

このグラフは確かに、

約80か国の記者が参加している「国境なき記者団」が発表した

「世界報道の自由度ランキング」を根拠にしている。

↓下のサイトにアクセスできる人は見てください(中国からは無理かも)。

http://ecodb.net/ranking/pfi.html

180か国中で、

日本は59位、台湾50位、韓国57位、香港61位、中華人民共和国(大陸)175位、北朝鮮179位。

 

しかし、世界に130もの支部を持つ『国境なき記者団』を、

簡単に『上杉隆の一派』となで斬りにするのも、

日本国内からの、ある立場、ある視点のみで見た、

たいへんに主観的で自己中心的な観点である。

今の日本が世界からどう見られているのか、井の中の蛙状態から脱して、

それこそグローバルな視点で見なければ、安倍政権の操り人形―烏合の衆になってしまう。

(実はネットだけでも信用できない。

図書館で過去の新聞等の記事を丹念にチェックして初めて分かることもある。

私は戦時中の慰安婦連行に関する吉田証言については、

信頼できる大手図書館で過去諸新聞のチェックをすれば、

もう少し当時の報道の全体傾向が見えてくると思う。

恐ろしいことに、それほど今のメディアは政府によってコントロールされつつある)

 

―――「日本の報道の自由度の推移」についてのtwitter記事

松野大介@daisumatsu 9月20日

報道の自由度ランキング見ると、これも鳩山政権が潰された理由の1つとわかる。安倍政権は前回に増してひどいし、朝日叩き利用して報道を「アンダーコントロール」ね。

 
  • 9. 検察「サンケイ新聞」の翻訳者にも名誉毀損適用検討 2014-09-21
  • 10.  犯罪者集団・統一教会自民党政権だから59位以下なんだよな! 
  • 11.9月22日  北朝鮮よりは好いんですよね。
コメント (2)
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