酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

原発隠蔽情報の噴出

2011年06月04日 | 原発事故
日本は今、菅首相の退陣問題で大騒ぎになっているが、その間隙を突くかのよう

に今朝は、原発事故関連の隠蔽情報が噴出している感がある。

これまで隠蔽して来た情報の公表計画なるものが出来ていて、世間の状況を

見ながら、タイミングを見計らって小出しにしているように思われてならない。


まずこちら(日経及びNHK

要するに、大震災翌日の3/12午前8:30に福島第一原発の外の浪江町で、

核燃料が溶けた際に出る放射性物質テルル132が検出されて

いたにもかかわらず、公表していなかったというのである。

しかも「その後、昼すぎに行われた原子力安全・保安院の会見でも、

核燃料は壊れていないと説明していました。」(NHK)

さらに「敷地外の放射性物質は13日以降の測定値しか公表していなかった」

というから、「核燃料は壊れていない」と嘘を付いただけではなく、

嘘がばれるデータは隠していたということになる。


そして「保安院の西山英彦審議官は『隠す意図はなかったが、

国民に示すという発想がなかった。反省したい』と釈明した」(読売)



これまでに政府・関係者がして来たことを見ていれば、このようなことを

聞かされてももはやさほど驚きはしない。

しかしながら、世の中には様々な人がいるもので、政府の発表する原発情報を

「信頼できる」と思う人が15%もいるという調査があるのには驚いた。

(産経のグラフ記事

(しかしこの調査は、肝心の調査方法についての記載がないのが欠点である)

私はこの15%もいる「信頼できる」と思う人について考えてみたが、

正直理解に苦しむばかりである。

もしかしたら、調査対象者に選ばれた人が偶々政府関係者の家族だったとか、

或いは極端に情報に疎い人が適当に答えたとか・・・。