酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

セシウム検出・雑感

2011年12月07日 | 原発事故
明治製の粉ミルクから、放射性セシウムが微量(基準値未満)ながら検出さ

れたそうだ。

発端は福島県のNPO法人が独自に調査したところ、検出されたので明治に問い合

わせて判明したということのようだ。

しかしやや疑問なのは、問題のセシウムが混入したのは3月中旬に埼玉工場

で行った乾燥過程で使用する外気に含まれていたと考えられるという発表で

ある。

明治では月に1回検査して来たと言うが、これまでは検出されなかった

のだろうか。

これは私の勝手な推測に過ぎないが、明治側の検査でも検出されたものの、

基準値をはるかに下回る微量ということで、その時点では公表しなかった

のではないか。

3月製造の粉ミルクの検査結果が、今頃公表されるのはちょっと不自然では

ないだろうか。


それというのも、怪しげなことが群馬県桐生市で起こっていたからである。

10月始めに学校給食用食材の白菜を検査したところ、微量ながら

放射性セシウムが検出されていたのにもかかわらず、公表していなかった

ことが明らかになっている。(毎日新聞

しかも「報道発表文では白菜に一切触れず、(同時に検査した)チンゲンサ

イとリンゴについて放射性ヨウ素、セシウムとも「不検出」と記載して

いた。」というからその意図は明白である。


市の教育委員会がこういうことをやるから、信頼を失うのである。

一旦こういうことに手を染めてしまうと、今後一切信用されなくなるという

ことを考えなかったのだろうか。

こういう時は誰だって隠したくなるものだ。

だがそこで、一歩踏み止まって考えることが出来なかったのか。

信用というものは失うのは簡単だが、一旦失った信用を取り戻すのは

至難の業である。

まさにモラルの問題だ。