酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

女子マラソンの奥深さ

2011年06月07日 | 陸上
NHK「ディープ・ピープル」(女子マラソンをテーマにした山下佐知子・

有森裕子・千葉真子のトーク番組)の再放送を録画して見た。

実は先日の本放送の時は、酔っていてあまり覚えていなかったので、もう一度

見たいと思っていたのだ。


改めて感じたことは、「奥が深い」!!


まず脈拍数だが、一般人は70前後だと思うが、現役時代の山下佐知子は

なんと29!!

これは一般人の倍の酸素供給力があるということだろうから、

尋常な数字ではない。


また、千葉真子がライバルを欺くために演技で「苦しい振りをしていた」

という発言にも結構驚かされた、

(実を言うと、私は俄かファンで千葉さんの現役時代は全く知らない)


また、夏は足がムレやすくマメが出来やすいので、厚い靴下を履かせる

という小出監督の配慮にも驚いた。(当初、有森は嫌がったらしい。納得して

従わせるまで苦労したようだ)


しかしこの番組を見て一番驚いたのは、何と言っても重心の位置とそれに伴う

フォームの問題だった。



重心の位置(血液型のように生まれながら決定的なものらしい)には

大きく分けて4タイプがあるらしい。


< A >
①つま先の内、

②つま先の外


<B>
③かかとの内、

④かかとの外。


そしてここからの分析が実に興味深い。

それはランニングフォームに直接関わって来ることなのだ。


まず<A>の重心がつま先にあるグループだが、手首は胸の位置で、

下り坂は得意という特徴があるらしい。


しかしその中でも、

①重心がつま先の内側にあり、脇を開けて腕を横に振る選手(ラドクリフ)と、

②重心がつま先の外側にあり、脇を閉めて腕を真っ直ぐに振る選手

(高橋尚子、千葉真子)

がある。


次に<B>のかかとに重心があるグループだが、手首の位置は腰で、上り坂に

強い特性があるようだ。

その中でも

③重心がかかとの内側にあり、脇を閉めて腕を真っ直ぐに振る選手

(尾崎好美、有森裕子)

④重心がかかとの外側にあり、脇を開けて腕を横に振る選手(野口みずき)

がいる。


私のような素人には、これだけでも”お腹いっぱい”になりそうな知識

である。