酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

山陽女子ロードレース大会・雑感

2011年12月23日 | 陸上
この大会のハーフの部には、野口みずき(シスメックス)や赤羽有紀子(ホクレ
ン)

が出場していて結構興味深いレースであった。


<~5km付近>

坂本直子(天満屋)の動きは、明らかに体が重そうで脚が上がらないように見える。

12/18に行われた全日本実業団駅伝の疲労が残っていると言っていたから、

今日は無理か。


<7km付近>

先頭が、野口、チェビエゴ(九電工)、赤羽、宮内洋子(京セラ)、伊藤舞

(大塚製薬)の5人グループになる。

チェビエゴはケニア勢独特の体が軽そうな走りをしている。

先日の全日本実業団駅伝で謎の区間21位に沈んだ赤羽は、体調が良さそうに

見える。


<8km付近>

チェビエゴが先頭に立つ。


<9km付近>

野口が先頭集団の最後方に着く。

調子が良さそうには決して見えない。


<9.5km付近>

野口が離され始める。


<10km付近>

赤羽が先頭に出る。


<地下道・出口 13km付近?>

赤羽が意識的に(?)前へ出る。

解説の増田明美さんが指摘していたが、今日は前傾姿勢が目立つ。

(上り道ということも関係しているかもしれないが、先日の駅伝で感じた

という”力み”が抜けたのかも分らない)


<16km付近>

赤羽の脚が少し重くなったように感じる。

チェビエゴが少し離される。少し苦しそう。

伊藤舞はそれ以上に離される。


ここで解説の増田明美さんが、突如として赤羽のお嬢さん(幼稚園児)の話を

始める。

なんでも「好きな男の子が出来たらしい」。

う~~ん増田さん!これが一言も二言も多いのですよ!!

これさえ無ければ、実にすっきりした解説だとは思いませんか?

(もっとも、世の中にはこの種の話を好む人がいることは十分想像が付くか

ら、テレビ局としては放任しているのだろう。しかし一部の人にとっては

耳障りでしかないというこの厳然たる事実)


<18km付近>

宮内が2番手に上がって来た。

彼女は派手さこそ無いが、実にタフなレースをする選手だ。


<ゴール付近>

道路から競技場に右折して入る際に、赤羽が一瞬コースを間違えそうになりヒヤッと

させられた。(赤羽は直進しようとしたから、誘導が甘いのではないか)

結局1時間09分15秒の大会新記録で優勝。

赤羽はこれで安心して正月を迎えられるだろう。

もし仮に今日も不振に終わっていたら、正月どころではなかったはずだ。


一方、野口は1時間10分48秒で5位に終わる。

レース後本人は「7kmで疲労が出た」と言っていたが、

オランダの大会の時のような膝の違和感はなかったというからまずは一安心か。


最後に一言。

この大会は、ハーフ部門と10km部門(ハーフから15分遅れてスタート)

に分かれて行われたのだが、ゴール直前のトラックで気になることがあった。

それはハーフの主力クラスの選手が最後の直線に入って来るというのに、

10km部門の一般市民ランナーの中に、後ろから来て抜き去ろうとする

主力ランナーにコースの内側を譲る(空ける)ことをしない人がいて

苛立ちを覚えた。

しかも彼女は隣の人としゃべりながら走っていたのだ。

多くの人は完全に内側を空けて外側のコースを走っていただけに、

余計に腹が立った。