酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

上杉隆氏の言語感覚

2010年09月09日 | 言葉
上杉隆氏は、例の「官房機密費」報道以来、一部では何かと話題となっている人

である。

私も機密費及び記者クラブ問題に関しては彼に注目している。


しかしここでの問題は(些細なことではあるが)、彼の言葉の問題である。


実は彼の言葉の使い方については、過去にもこのブログで取り上げた

ことがある。

それは彼が「盛り上がる」の対義語として「盛り下がる」などという奇妙な言葉

を使ったことに異議を唱えたのだ。(当時のブログはこちら)


そして今回である。(元記事はダイヤモンド・オンライン)

(以下引用)
 


「世論」は常に正しいとは限らない。・・・(中略)・・・

  政治家に求められるのは、場合によってはそうした「世論」に掉さしても 「にもかかわらず」と言い切る信念によって、決断するつ(ママ)ことではないか。

 これは筆者の言葉ではない。約90年前の1919年、ドイツのマックス・ウェーバーがその講演の中で語った言葉である。


(引用終わり)


言うまでもなくこれは「流れに棹さす」という言葉を誤用したものである。
諺百科

ここでは「世論に逆らう」という意味で使われているが、本来の意味は全く逆で

「世論の潮流に乗る」というような意味のはずである。


ところで上杉氏は、問題の部分の言葉はマックス・ウェーバーのものだと

言っている。

彼がこの言葉をどこから引用したかは知る由もないが、もしこれが原典から彼が

直接翻訳したのではなく、訳本からの正確な引用だとしたら、翻訳者も誤用して

いたことになってしまう。


ツイッター始めました

2010年09月09日 | インターネット
少し前からツイッターを始めました。(http://twitter.com/unagiinu_japan


まだ使い方がよく分からなくて、思うようにならないのですが・・・。

ただ速報性は圧倒的なものがあり、興味津々です。

中継のないプロ野球の情報入手は、最近は専らツイッターを利用しています。


また、マスメディアに流れない情報が得られることも貴重です。

さらに言えば、あの簡便性も大いに魅力です。