酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

解説者の習性

2010年09月26日 | 野球
今朝のテレビで楽天・前監督の野村克也氏がこう言っていた。

 「この時期になると、上位チームは下位チームに勝つのが大変だ。
  なぜなら、上位チームは負けられないから、緊張でカチカチになる。
  しかし下位チームはそんなことに関係ないから、リラックスしてのびのびと
  プレイできる。」

一見もっともらしく聞こえる考えだ。

しかしこれを反対の視点から見てみるとどうなるか。

つまり、緊張=気迫、リラックス=気の緩み。

実際こういう場面はよく目にするものだ。


要するに先程の発言は、ある一面について述べているだけであり、

(露骨に言えば)他の一面を敢えて見ないことによって成り立つ発言

だと言えるのではないか。


早い話がマスメディアの”受け”を狙った「意外性のある発言」

ということだろう。


まあ職業上必要なこととは思うが、それも栗山英樹氏並みにやられると

いい加減うんざりさせられる。

針小棒大というか、中身は何も無いに等しいというか・・・。