酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

「残り試合が多い阪神が有利」という都市伝説

2010年09月12日 | 野球
近頃巷に流行る物・・・・・・。


ここに来てプロ野球(特にセリーグ)の優勝争いが熾烈になって来て、

テレビでは解説者がしたり顔で説明している。

彼らにとってはまさに「書き入れ時」なのだろう。


しかし明確な根拠の無いことを、堂々と語るのは少し控えたほうがいいのでは

ないかと私は思う。


彼ら曰く「阪神は残り試合が中日より7つ多いから有利」。


私も彼らの言わんとするところは分かる。

だがそれは、「可能性として(計算上)はある」ということに過ぎないはずだ。

従ってそれを達成する為には、驚異的な勝率で勝たなければならない。


しかしそうは言うものの、残り試合が7つというように少ない場合には、

7戦全勝ということも十分起こり得る。

それを実現させるものこそが”勢い”である。

シーズン途中でも「破竹の7連勝」などということはザラにある。

従って「阪神有利説」を実現する為には、阪神には神懸り的な”勢い”が必須

とされるはずだ。


ところで先程、残り7試合の場合で「7戦全勝も十分起こり得る」と説明したが

この7つという数字は、現時点での両チームの残り試合数の差である。


言うまでもないことだが、9/11終了時点での残り試合は、阪神20、中日13

である。


要するに阪神は、1.5ゲーム差をつけられた中日を追い抜く為には、

残り20試合を驚異的な勝率で勝たなければいけないのである。

これが現状である。


この現状から、一体どう考えれば「阪神有利」という結論を導き出すことが

出来るのだろうか。

(ここでは話の都合上、テーマを「残り試合数の差」に限った。

戦力及び日程の問題は考慮していない。)


最後に蛇足ながら、現状について触れておく。

私は阪神については門外漢ではあるが、現状の阪神は、中継ぎ陣・首脳陣ともに

好材料がないように見える。

残り20試合で果たしてここから巻き返せるかどうか。