今日の日経新聞によると、通販業者のアスカコーポレーションは農水省から
健康食品の表示に関して是正命令を受けたそうだ。
有機農産物を全く使っていないのに「オーガニック」と表示した物が5商品、
使用比率が基準を満たしていなかった物が20商品あったという。
しかも8月に改善指導を受けた後も、販売を続けていたという根性の持ち主で
延べ26万人から17億円の売り上げを上げていたというから
これは筋金入りと呼ぶべきだろう。
そして「農水省が健康食品の不適正表示として扱った案件としては
売り上げ、購入者数とも過去最高」で、ついに2冠を達成するに到った。
一体どんな会社なのかと思ってHPを見に行くと、
そこには「お詫び」なる文章が掲載されていて、今回の件は「謝って・・・表示」
したのだという。(12/20追記 現在、当初より低姿勢な文章に変更されている。)
こんな素晴らしい説明をする会社の社長は一体どんな人かと思って
さらに見に行った。
(画面最下部の「会社情報」→「南部昭行の『愛と勇気と夢』」
)
そこでは「隠したり、都合の悪いことをごまかすなど、あってはならないこと
です。」と述べている。
さらには「だからアスカは、すべてをきちんと伝えるために、すべての成分を由来
まで表記しているのです。」(12/20追記 この部分は削除されているようだ。)
ここまで来れば、もはや最高のギャグというのを通り越して、感動的ですらある。
ところでこのHPには、もっと興味深いものが載っている。
それは「社長メッセージ」にある社長の肩書きである。
そこには「博士」やら「客員教授」やら「フェロー」の肩書きが
ずらりと並んでいるが、なぜかそれらの「大学」は全て外国の名も知らない「大
学」だということだ。
何年か前に、外国の大学の「博士号」やら「教授」を”販売”していた会社が
あって、「学位商法」として問題になった事があったが
なんとこの社長の肩書きは、それらの「非認定大学」のものらしい。(大学名はこちら)
世の中には「学位工場」なる言葉もあって、それらは「実際に就学しなくても
金で”学位”を与える組織」らしい。
う~ん、なかなかである。
まさにこの社長にしてこの会社ありという印象を受ける。
最後に付け加えておく。
会社のHPでは派手に「モンドコレクション受賞」を宣伝しているが
この「モンドセレクション」なるものがまた、当てにならないようだ。(Wikiはこちら)
(12/20追記 現在「モンドセレクション」に関する広告は削除されている)
何しろ1100ユーロ(現在、約14万円)の審査料を払って出品するのだが
審査対象の5割は日本からの出品で、なおかつ出品した食品の8割が入賞する
と聞けば、大抵の人は興味を失うことだろう。
昔、辻元清美議員が鈴木宗男議員を「疑惑の総合商社」と呼んで話題になったが
この会社は、少し今風に「疑惑の楽天市場」と呼んでみたい気がする。
健康食品の表示に関して是正命令を受けたそうだ。
有機農産物を全く使っていないのに「オーガニック」と表示した物が5商品、
使用比率が基準を満たしていなかった物が20商品あったという。
しかも8月に改善指導を受けた後も、販売を続けていたという根性の持ち主で
延べ26万人から17億円の売り上げを上げていたというから
これは筋金入りと呼ぶべきだろう。
そして「農水省が健康食品の不適正表示として扱った案件としては
売り上げ、購入者数とも過去最高」で、ついに2冠を達成するに到った。
一体どんな会社なのかと思ってHPを見に行くと、
そこには「お詫び」なる文章が掲載されていて、今回の件は「謝って・・・表示」
したのだという。(12/20追記 現在、当初より低姿勢な文章に変更されている。)
こんな素晴らしい説明をする会社の社長は一体どんな人かと思って
さらに見に行った。
(画面最下部の「会社情報」→「南部昭行の『愛と勇気と夢』」
)
そこでは「隠したり、都合の悪いことをごまかすなど、あってはならないこと
です。」と述べている。
さらには「だからアスカは、すべてをきちんと伝えるために、すべての成分を由来
まで表記しているのです。」(12/20追記 この部分は削除されているようだ。)
ここまで来れば、もはや最高のギャグというのを通り越して、感動的ですらある。
ところでこのHPには、もっと興味深いものが載っている。
それは「社長メッセージ」にある社長の肩書きである。
そこには「博士」やら「客員教授」やら「フェロー」の肩書きが
ずらりと並んでいるが、なぜかそれらの「大学」は全て外国の名も知らない「大
学」だということだ。
何年か前に、外国の大学の「博士号」やら「教授」を”販売”していた会社が
あって、「学位商法」として問題になった事があったが
なんとこの社長の肩書きは、それらの「非認定大学」のものらしい。(大学名はこちら)
世の中には「学位工場」なる言葉もあって、それらは「実際に就学しなくても
金で”学位”を与える組織」らしい。
う~ん、なかなかである。
まさにこの社長にしてこの会社ありという印象を受ける。
最後に付け加えておく。
会社のHPでは派手に「モンドコレクション受賞」を宣伝しているが
この「モンドセレクション」なるものがまた、当てにならないようだ。(Wikiはこちら)
(12/20追記 現在「モンドセレクション」に関する広告は削除されている)
何しろ1100ユーロ(現在、約14万円)の審査料を払って出品するのだが
審査対象の5割は日本からの出品で、なおかつ出品した食品の8割が入賞する
と聞けば、大抵の人は興味を失うことだろう。
昔、辻元清美議員が鈴木宗男議員を「疑惑の総合商社」と呼んで話題になったが
この会社は、少し今風に「疑惑の楽天市場」と呼んでみたい気がする。