何とも凄まじいレースだった。
誤解を招くといけないので、早めに結果を明かしておくと、優勝したのは
招待選手ではなく国内実業団所属で一般参加のダビリ
(ケニア出身⇒小森コーポレーション所属)で2時間07分36秒。
今回が初マラソンだそうだが、世界陸上では1万mで5位の実績がある。
2位もムワンギ(ケニア出身⇒NTN所属)。
終わって見れば、ケニア勢にスパートされて置いて行かれるというのは、
世界陸上の女子マラソンで見せ付けられたシーンを思い起こさせる。
こういう風景が今後の日本のマラソン選手の常態になってしまうのだろうか。
時間は掛かるだろうが、何か抜本的な対策を施さないといけないことは
誰の目にも明らかだと思う。
そういう意味では、ケニア勢には大差をつけられたとはいえ、逆転して
日本勢トップに立った川内のあの頑張りと、彼の独自の練習法にも
気を配るべきではないかと素人ながら私は思うのである。
川内の潜在能力は結構高いのではないか・・・。
解説の瀬古も言っていた。
「川内君は不思議な選手ですね。この苦しそうな顔で40kmまで続くのが
信じられない」
途中経過を極めて簡単に振り返ってみる。
11km付近:給水所で川内が水を飲む映像が流れた直後に、
瀬古が「給水所で水を取れないこともある」と話し、実況アナが「川内は
どうでしたか」と聞くと瀬古は「ちょっと見えなかった」と答える。
二人ともテレビ画面は見ていないのか。
これも驚くべき反応と言うべきだろう。
15km付近:一般参加のダビリとムワンギが1位・2位を争っているのにも
かかわらず、実況アナは一切そのことに触れないし、「第一グループ」という
字幕テロップの中にも二人の名前はない。
この中継は一体何を報道しているのだろうか。
20km付近:初めてテロップに先頭二人の名前が出た。
川内が遅れ出す。
26km付近:給水所を過ぎてからダビリがスパート、ムワンギも
追いかける。
今井は終始表情が変わらない。不気味である。
折り返し地点:実況アナが川内を「川井」と間違って連呼して白ける。
32km付近:川内が苦しそうな表情も、岡本を抜く。
(ロシアのサフロノフにずっと着いている)
テレビはこの頃から(?)先頭を一切映さなくなり、日本勢の3位争いのみ
を流している。
いくらなんでも極端な報道姿勢だ。
35km付近:川内がスパート。
今井・前田との差を詰める。
ストライドの勢いが前の二人とは明らかに違うように見える。
ついに抜くも、今井が迫る。
しばらく並走する。
38km付近:給水所で川内がスパート。
一気に離そうとするも、今井が追い上げる。
今井が抜く。
二人は抜きつ抜かれつ状態。
今井は苦しそうな表情を見せる。
マラソンではあまり見たことがないようなデッド・ヒートを繰り広げる。
私を含めて日本人のメンタリティーには「川内応援」があるのだと思われる。
結果。
優勝は、ダビリ(ケニア出身、小森コーポレーション所属)2.07.36
2位は、ムワンギ(ケニア出身、NTN所属)2.08.38
3位は川内(埼玉県庁所属) 2.09.57
川内は日本人最高の3位に入ったものの、タイムがイマイチでこれでは
胸を張って五輪代表とは行かないだろう。
川内には更なる積み上げを図ってもらう他ない。
頑張れ、川内!!
誤解を招くといけないので、早めに結果を明かしておくと、優勝したのは
招待選手ではなく国内実業団所属で一般参加のダビリ
(ケニア出身⇒小森コーポレーション所属)で2時間07分36秒。
今回が初マラソンだそうだが、世界陸上では1万mで5位の実績がある。
2位もムワンギ(ケニア出身⇒NTN所属)。
終わって見れば、ケニア勢にスパートされて置いて行かれるというのは、
世界陸上の女子マラソンで見せ付けられたシーンを思い起こさせる。
こういう風景が今後の日本のマラソン選手の常態になってしまうのだろうか。
時間は掛かるだろうが、何か抜本的な対策を施さないといけないことは
誰の目にも明らかだと思う。
そういう意味では、ケニア勢には大差をつけられたとはいえ、逆転して
日本勢トップに立った川内のあの頑張りと、彼の独自の練習法にも
気を配るべきではないかと素人ながら私は思うのである。
川内の潜在能力は結構高いのではないか・・・。
解説の瀬古も言っていた。
「川内君は不思議な選手ですね。この苦しそうな顔で40kmまで続くのが
信じられない」
途中経過を極めて簡単に振り返ってみる。
11km付近:給水所で川内が水を飲む映像が流れた直後に、
瀬古が「給水所で水を取れないこともある」と話し、実況アナが「川内は
どうでしたか」と聞くと瀬古は「ちょっと見えなかった」と答える。
二人ともテレビ画面は見ていないのか。
これも驚くべき反応と言うべきだろう。
15km付近:一般参加のダビリとムワンギが1位・2位を争っているのにも
かかわらず、実況アナは一切そのことに触れないし、「第一グループ」という
字幕テロップの中にも二人の名前はない。
この中継は一体何を報道しているのだろうか。
20km付近:初めてテロップに先頭二人の名前が出た。
川内が遅れ出す。
26km付近:給水所を過ぎてからダビリがスパート、ムワンギも
追いかける。
今井は終始表情が変わらない。不気味である。
折り返し地点:実況アナが川内を「川井」と間違って連呼して白ける。
32km付近:川内が苦しそうな表情も、岡本を抜く。
(ロシアのサフロノフにずっと着いている)
テレビはこの頃から(?)先頭を一切映さなくなり、日本勢の3位争いのみ
を流している。
いくらなんでも極端な報道姿勢だ。
35km付近:川内がスパート。
今井・前田との差を詰める。
ストライドの勢いが前の二人とは明らかに違うように見える。
ついに抜くも、今井が迫る。
しばらく並走する。
38km付近:給水所で川内がスパート。
一気に離そうとするも、今井が追い上げる。
今井が抜く。
二人は抜きつ抜かれつ状態。
今井は苦しそうな表情を見せる。
マラソンではあまり見たことがないようなデッド・ヒートを繰り広げる。
私を含めて日本人のメンタリティーには「川内応援」があるのだと思われる。
結果。
優勝は、ダビリ(ケニア出身、小森コーポレーション所属)2.07.36
2位は、ムワンギ(ケニア出身、NTN所属)2.08.38
3位は川内(埼玉県庁所属) 2.09.57
川内は日本人最高の3位に入ったものの、タイムがイマイチでこれでは
胸を張って五輪代表とは行かないだろう。
川内には更なる積み上げを図ってもらう他ない。
頑張れ、川内!!