![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/61/c643e707e5861c2e42ec3c76e2215770.jpg)
中国湖北省にある洪湖をたずねた。
過去30年間、この国のいくつかの湖沼を調査してきた経験からして、きっとアオコが出る汚れた湖だろうという先入感があった。
しかし驚いたことに、水質は良好だった。
揚子江も水がキレイだったのと並んで、この事実は私を戸惑わせた。
湖の約70%が水草で覆われていると船頭が語った。
琵琶湖の半分ほどの面積だが、水深は1メートルほどしかない。
水草の間から湖底が見える。
トンボや小エビや小魚も棲んでいる。
まだ健全な生態系だが、それでも微妙なバランスの上にあることには変わりない。
太湖やディエンチのような富営養湖にならないことを願う。
三国志で有名な赤壁から30kmほどのところにあるこの湖が気に入ってしまった。
できたら再訪したいものだ。
夕方は洪湖市の市長主催の歓迎会があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e1/6ef5da0bf53e1c4d2f562dff486dbba8.jpg)
湖北省の地方料理だという。
家庭料理のような感じだが、とてもうまかった。
中華料理は奥が深い。
このことを実感する。
北京とかはあまりなじめないが、中国の田舎は故郷を思い出して心が落ち着く。
しかし、ここにも開発という大きなプレッシャーが覆いかぶさってきている。
少しでも環境保全のお役に立てればと思うのだが。