DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

道(99)

2018-01-25 12:02:01 | ButsuButsu


未利用の太陽エネルギーを利用した自律型水上移動物体の普及と地域振興

琵琶湖では、1997年から自律型ソーラーボート競技会を通じて、未利用の太陽エネルギーを利用した自律型水上移動物体の開発を行ってきた。
自律型ソーラーボートの開発によって培った技術を一般に普及させ、大事故や災害時の輸送や通信及び救援に関わる補助手段として、社会リスク低減に貢献することを目的としている。

今回の課題は、自律航行に関する制御システムの最適化である。
我々がこれまで開発したハード及びソフトのオープンソース化を進め、より簡便に利用できる自律型水上移動物体の普及と振興を目標としている。
システムのオープンソース化によって、より多くの人々が簡便に自律型水上移動物体を製作することができ、レジャーや災害対策など様々な用途で利用される。
結果として参加者の倍増が期待できる。

2017年に5艇であった参加艇を10艇に増やし、参加者数を100名にすることを目指す。
さらに、国内だけでなく国際的な取り組みとして展開したい。
そのためには、より走行効率の良い自律型水面移動物体の設計・製作を実現し、システムのオープンソース化を目指し多くの人々が気軽に利用できる環境を整備する必要がある。
コンパクトでかつ安価な自律型水上移動物体のシステムを国内外の希望者へ提供したいと考えている。
このことによって、2018年以降には日本国内だけでなく、世界からの参加者も増え、地域の観光や漁業(伴走艇として漁船を雇用している)および災害時の活用も含めて地域振興に貢献できるものと考えている。

Enjoy!

https://www.youtube.com/watch?v=GshEeG7TBTM
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道(98)

2018-01-23 10:52:28 | ButsuButsu


2008年にスタートした認定NPO法人びわ湖トラストが、今年で10周年を迎える。
実に多くの人々に支えられてきたものだと思う。
感謝の一語だ。

10月8日に記念行事を行うことになった。
場所は、びわ湖ホールの中ホール。
どうしても琵琶湖が見える会場でやりたかった。

何をするのかいろいろ議論しているが、やりたいことがある。
びわ湖のライブミュージアムだ。
湖底にカメラを入れて、ライブで映像を流す。
ホールだけでなく、SNSを通して世界中に見せる。
そんなことが可能となってきた。

2000年に自律型潜水ロボット淡探(たんたん)を作ったとき、ぜひやってみたかったことだが、当時は十分にはできなかった。
技術の進歩は早い。
今では、安価にそしてきれいにできる。
どんな映像を流せるか、楽しみにしておいてほしい。

できればみんな、当日びわ湖ホールに集まろう!
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道(97)

2018-01-15 16:48:24 | ButsuButsu


大学で働くようになってから6年になるが、時折、驚かされることがある。

ほぼ毎日自宅から大学まで5kmほどの道のりを歩くのだが、先日、公道のゴミを拾う集団に出会った。

奇特な人たちがいるものだと感心した。

通り過ぎてから振り返ると、彼らの背中に「Ritsumeikan Green Patrol」と書いてあった。

路傍に捨てられたゴミには気づいても、なかなか拾う気にはなれないものである。

確かに、この通りは、立命館大学の学生が多く往来する。

誰が捨てたかもわからないゴミを、懸命に拾い集めるボランティアがいる。

海外では信じられない光景である。

日本という国の、立命館大学という学校を、ちょっと見直した瞬間だった。
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道(96)

2018-01-10 16:30:03 | ButsuButsu


新年の朝は、屋根の上の初日から始まった。
今年は良い年であって欲しいものだ。

最近、いろいろと考えさせられることが多い。
貴乃花は、結局、2階級降格となってしまった。
当分、理事に立候補しないような気がする。
どうしようもない人々に交じって自己の節を曲げるより、まだ若いのだから自分に吹く風を待った方が良いのではないだろうか。

声高に「貴乃花は礼を失した」と言っている人が、「張り手やかち上げのどこが悪いのか」とも言う。
何故だか、矛盾した発言だ。
この人は何もわかっていないのだな、と驚く。
我が国における「礼」とは、江戸時代に定着した儒教に根源を有している。

***(ネットから)
そもそも「礼」とは、古代中国における人が従うべき社会の規範のことを意味している。
孔子は内面の「仁」と外面の「礼」を結びつけ、行動として外面にあらわれる「礼」を正しく復興させることで、社会秩序を再建しようとした。
***

であるから、中国の外夷であったモンゴルの人々には、「礼」という概念はない。
騎馬民族にとって力こそ正義であり、したがって張り手でもかち上げでも、許されるのなら何でもありの世界なのだ。

相撲道が確立された江戸時代にあって「礼」を規範とする日本人力士は、許されているとはいえ張り手やかち上げはよほどのことがない限り使わなかったのだろう。
ましてや、横綱がそのようなみっともない形で勝ちを拾うことなど、想像もしていなかったに違いない。
勝率9割6分を超えた大関雷電はあまりの強さに、「鉄砲(突っ張り)」「張り手」「閂(かんぬき)」「鯖折り」を禁じ手とされたという。

一方、「礼」の本質を学習してこなかったモンゴル人力士にとって、形式のメンツより実質つまり勝つことへのこだわりの方が強いのは当然のことだ。
したがって、張り手やかち上げを遠慮なくやっていいのなら、おそらくボクシングのように繰り出すことにためらいはない。

差別という意味ではなく、日本人とモンゴル人とは、文化の背景が根本的に異なるという認識から今回の暴力事件を観るべきなのだろう。

例えば、モンゴル人に道を尋ねれば、必ず答えてくれる。
それは親切だからということではなく、厳しい自然環境で生活をする遊牧民族にとって、間違っていても答えを示してあげることが人を救う道なのだ。
知らないと答えて、決断しなくて迷うことの方が危険なのだ。
これはアフリカの狩猟民族でも同じだと聞いたことがある。
彼らもまた、当たり前のように道を教えてくれる。

一方、日本人の場合、知らなければ知らないと答える。
気候が穏やかな農耕民族にとって、仮に知らないと答えても、尋ねた人が道に迷って餓死する危険性は少ない。

「嘘をつく」とか「人をだます」ことに対する罪の意識も大きく異なる。
私は20年近くモンゴル人と付き合い、かの国を10回以上訪問してきた。
その中で、彼らに騙されたり、嘘をつかれた事例は枚挙に事欠かない。

「嘘」や「だまし」は生活の知恵であり、そのことに恥じ入ることはない。
また、人に謝ることもしない。
謝るということは、自分が弱いということを認めることなのだ。
厳しい自然環境下では、嘘を信じる方が悪いのであり、だまされるのが愚かなのだ。
むしろ、家族とか友人と言った同じ利益集団のきずなを守ることの方が大事なのだ。

日本人の多くは、自らの罪を悔いる。
嘘はつきたくないし、人も騙したくない。
これらは、ひとえに儒教の教えである。

こうして、今回の日馬富士の暴力事件を振り返ると、見えてくることがある。
日馬富士は、白鵬の指示または依頼で、貴ノ岩にヤキを入れたのだろう。
恐らく、日馬富士は白鵬に、何らかの借りがあり断れなかったのだ。
横綱3人は同じ利益集団であったからこそ、互いの利益を守った。
結果として日馬富士が一人悪者になった、というのが真相だろう。

しかし、このことはモンゴル人社会で言えば、当然のことなのだ。
一人を犠牲にしても、集団を守る。
そのためには、嘘や騙しも許される。

可哀そうなのは、そのような利益集団に翻弄される相撲協会という組織である。
いくら規律を求め、礼を唱え、厳罰を処しても、本質的な解決とは逆行している。
そんな中で、貴乃花がいくら相撲道を叫んでみても、無駄でしかない。
あきらめるか、時期を待つかしかない。

「礼」などどいう自分に都合のよい規範を持ち出して人を裁くことが、結果的に自分自身の首を絞めていることに気づかない愚か人々とは、距離を保った方がずっと賢い。

モンゴル人と日本人で、共通なこともある。
それは、自然を崇拝することだ。
モンゴル人は、自然と語りかける。
ホーミーなどがそのよい例だ。

共通点を共有することに、解決の道があるのかもしれない。


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道(95)

2018-01-05 11:24:41 | ButsuButsu

琵琶湖で発見した壺を見ていたら、面白いことに気が付いた。
http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23254.html
口のところに魚の死骸のようなものが?
丸く囲ったところに、しっぽの形が良く見える。
形や大きさから言うと、二ゴロブナのようにも思える。
恐らくあとでツボに入り込んでそのまま死んだかだが、形が残っているのも面白い。
もし、元々入っていたのなら、どうして今まで形が残っているのか。

第一、飛鳥時代と思われる土器があまり土砂に埋まっていないのも不思議だし、湖成鉄などが付着していないのも興味深い。
謎が謎を呼ぶ1400年前の土器の発見に、少し興奮を覚える。
引き上げには多額の経費が掛かるが、誰かスポンサーはいないのだろうか。
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道(94)

2018-01-03 22:50:29 | ButsuButsu


昨年末TBSテレビが放映した琵琶湖のお笑い番組(?)です。
結構笑わせるので、よろしかったらご覧ください。
90分ですが、ちょうど真ん中あたりです。

https://www.youtube.com/watch?v=2ZNjuqzpEZg
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