DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

夢(83)

2014-04-04 22:53:11 | ButsuButsu


「いっぽんどっこの歌」と言えば、水前寺清子のヒット曲だ。

自分の年齢がわかるようでちょっと気が引けるのだが、この「どっこ」は「独鈷」の意味で、密教の仏具だそうだ。

もとインドの武器と言われている。

彼女が仏教の歌を歌っていたとは知らなかったが、昔の人は、日本列島は独鈷の形をしていると考えていたようだ。

奈良時代の僧、行基(668~749)が作ったと言われる日本列島の地図は、独鈷の形をしている。



これは行基菩薩記に「我が国をもって、独鈷の形と習ふ方如何」という記述があるからだ。

この時代の人々にとって、日本列島は、独鈷のような棒状の地形だったのだ。

大日本国というのも、日本国を大きく見せるために言うのかと思っていたが、じつは大日如来の国という意味なのだそうだ。

昔の伝承に近い書物の話なので、真実のほどは明らかではないが、仏教の強い影響があるようだ。

独鈷を握る真ん中の部分はくびれた要所で、伊勢・湖海・北海に対応している。

伊勢は伊勢湾で、湖海は琵琶湖、北海は敦賀湾を指している。

実は、このくぼみは強い負の重力異常が存在する場所である。

東南海トラフでもぐりこんだフィリッピン海プレートが、この場所で下へと沈み込んでいるのだ。

昔から、大きな地震があった場所を示しているのだろうか。

面白い話だ。
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4月3日(木)のつぶやき

2014-04-04 05:24:48 | 物語
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