DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

死蝋(しろう)

2013-01-31 16:48:03 | ButsuButsu

数年前、琵琶湖で死体が見つかった。

安曇川沖で、漁師の網にかかったものだ。

行方不明になったのが数十年前だったにもかかわらず、全く腐敗していなかった。

このような死体を死蝋(しろう)という。

水中で温度と酸素濃度が低い場合に、体内の脂肪酸が水中のマグネシウムなどと結合して蝋化することがある。

蝋人間を引き上げた漁師はさぞかし驚いたことだろう。

そういえば、甲冑を着た侍の蝋人間が見つかったこともあるそうだ。

古い湖には、いろいろな事件が起こる。

だから退屈することがない。

もし人生に疲れたら、琵琶湖に来て謎解きに挑戦しよう。


1月30日(水)のつぶやき

2013-01-31 04:18:42 | 物語

引っ越しだ!

2013-01-30 16:51:58 | ButsuButsu

人間関係が原因で毀れかかっている人が増えている。

 

サンプル数が少ない私の周辺でも目立つくらいだから、日本全体では膨大な数になるのだろう。

 

確かに面白くない世の中である。

 

私のように図太い人間でも暮らしにくいのだから、ガラスの心を持った若者たちには耐えきれないのだろう。

 

さりとて良いアドバイスがあるわけでもない。

 

暮らしにくいのは、明治時代の夏目漱石が著書「草枕」の中でも嘆いているのだから、今に始まったことではない。

 

あきらめて「どっかに引っ越そう!」。

 

体の引っ越し、心の引っ越し。

 

嫌な思い出や窮屈な環境とはさよならして、どっかに引っ越そう!

 

きっとコロンブスもそんなことを考えて、命がけの航海に出かけたのだろう。


1月29日(火)のつぶやき

2013-01-30 04:20:11 | 物語

日西交流400周年

2013-01-29 09:43:03 | 物語

1613年10月、石巻を出港した船があった。

仙台藩主伊達正宗の命を受け、ヨーロッパに向かった支倉常長の一行だった。

約3か月かけて太平洋を横断し、メキシコのアカプルコに到着した。

陸路メキシコを横断し、1614年6月に再び船で大西洋を渡り、同年12月にスペインへ到着したと記述されている。

1615年10月にはローマ教皇に謁見し、1620年9月に帰国している。

通商を望んで渡欧したが、帰ってみれば日本は鎖国になっていた。

まるで、浦島太郎のような実話だ。

まだ生きて帰れただけ幸せだったのかもしれない。

今年は400周年を祝って、さまざまな催しが企画されている。

日本陸水学会も、若手研究者をスペインへ派遣することにした。

命がけで渡欧した常長の足跡をたどるのも楽しいかもしれない。


1月28日(月)のつぶやき

2013-01-29 04:33:48 | 物語

回帰

2013-01-28 09:52:07 | ButsuButsu

年を取ると、若くて楽しかった頃を懐かしく思い出す。

もう一度、損得なしで語り合っていた時代に帰りたいな、などと思う。

しかし、今はあのころとは全く違っている。

自分の家庭を持ち、生活を支え、社会にも参加している。

無理もきかなくなり、一歩踏み出すことに躊躇もしている。

60円だったトンカツ定食が、600円になっている。

今は今、昔とは違う世界に生きていることを納得するしかない。

こういう時こそ、基本のポーズを崩さない。

基礎がしっかりしていれば、応用はいくらでもできる。

若い時代、小学・中学・高校・大学とかけて基礎を積み上げてきた。

MitigationとAdaptationが叫ばれている中で、Consistencyを大切にしたい。

人は、急にジャンプすることはできないのだから。


1月27日(日)のつぶやき

2013-01-28 04:28:11 | 物語

ヒキガエルのタッド

2013-01-27 13:46:38 | 物語

友人のチャールズ・ゴールドマン博士が、絵本を出版した。

孫やひ孫のために作ったのだそうだ。

かわいいイラストもついている。

カリフォルニア州のデービスにすんでいるヒキガエルのタッド。

アマガエルたちのジャンプ大会に参加する話だ。

ヒキガエルはジャンプが得意じゃない。

大人たちは、アマガエルには勝てないからやめておけ、と忠告する。

タッドは毎日練習して、ついにタホ湖でのジャンプ大会に参加した。

本が売れたら、タッドがバイカル湖に行く話しを出版するのだそうだ。

がんばれタッド、がんばれチャーリー


1月26日(土)のつぶやき

2013-01-27 04:23:51 | 物語

爆弾X

2013-01-26 10:36:46 | 物語

琵琶湖の底に爆弾が捨てられている。

昭和20年9月、終戦後、当時の陸軍が秘かに投棄したものだ。

このことが琵琶湖汽船の100年史に書かれている。

どうして今まで放置されているのか、不思議な話だ。

問題は中味だ。

普通の爆弾でないことは確かだろう。

爆弾Xと名づけられた戦争の置き土産。


1月25日(金)のつぶやき

2013-01-26 04:26:53 | 物語

自然

2013-01-25 05:37:23 | ButsuButsu

6ヶ月ぶりに琵琶湖へ出かけた。

はっけん号という船である。

1993年に進水してから20年の歳月を経たが、まだ健在である。

売りに出すらしいから、なんとかして買い取りたいと思っている。

この指とまれの運動を画策しようか。

さて、琵琶湖の一番深い場所が、確かに変だ。

怖さと好奇心とで、わくわくする。

誰も信じてくれないみたいだが、自分ひとりが知っていて良いのか、と自問する。

適切に語る言葉がないので、今のところはつぶやくだけだ。

でも、確かに変わりつつある。

こんな瞬間を見逃す手はない。


1月23日(水)のつぶやき

2013-01-24 04:17:44 | 物語

日本の経済

2013-01-23 14:26:29 | ButsuButsu

これからどうなるのだろうか。

不安の多い時代には、声高に主張する人の意見が通りやすくなる。

迷える人をある方向に導くという意味では、強いリーダーシップは大切なことかもしれない。

ただ、その意見がいつも正しいとは限らない。

予期しないことが起こった場合にはどうするのか、常にオプションを考えておく必要がある。

私が一番気になるのは、大きな天変地異である。

かつて、多くの政治体制がこのような異変によって崩壊していった。

線形理論や弱い非線形理論では予期できない強い非線形現象にどう対応するのかが、今、問われている。

これは官僚機構が最も苦手としている局面である。

AからBになるとは必ずしも限らないのである。