DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

風(83)

2021-06-30 15:05:35 | 物語


ついに、ここはムサシモのジャングルとなった。
盛んに光合成をするので、水槽の中は泡だらけだ。
絶滅危惧種と言われるが、この増え方は尋常ではない。
色合いもよいので、欲しがる人は多いのだろう。
ジュニアドクター育成塾の子供たちに、研究目的でおすそ分けしている。
みんな大喜びだ。



Wikipediaには次のように記述してあった。
Najas ancistrocarpa is a species of aquatic plant in the Hydrocharitaceae family. It grows in fresh water ponds and is a native to Japan (Honshu) and to parts of China (Fujian, Hubei, Jiangxi, Taiwan, Zhejiang).

風(82)ー Wave pumpの実験結果(No.001)

2021-06-28 17:25:14 | ButsuButsu

 琵琶湖で実施したWave pumpの結果を示す。実験は、2021年6月20日11時51分~55分の間で実施した。パイプ(直径40㎜Φ)の上下に伴って上方から下方へ水が輸送されるので、図のようなスパイク状の流量(青線)が計測される。流量の瞬間値は予想していたより大きく60リットルから多い時は120リットルを越えていた。これを積算すると、下方に輸送される容量が計算できる(赤線)。4分間の積算値は130リットルに達していた。つまり1分間に下方に向けて輸送される水量は30リットル以上ということになる。これは通常の電動ポンプと比べてもそん色がない。パイプ径の大きさや上下振幅が大きくなれば、それに伴って大きな量の水を輸送できることになる。それに必要なエネルギーは波力なので、ほとんどコストがかからないという点が魅力である。今回の実験で十分に実用化できるレベルの輸送効率を実証することができた。





風(81)

2021-06-08 15:50:09 | 物語


2021年5月26日、いよいよ琵琶湖でWave Pumpの実験が始まりました。波の力を使って表層水を湖底に送り届けようというものです。
今から準備をして、12月頃には試験機を琵琶湖に設置したいと考えています。準備段階ですが、結構、うまく動くようです。
直径10cm、長さ2mのパイプを波で約40分間上下させました。
圧力計でパイプの上下運動を1秒ごとに測定すると、40分で1.25トンの水が通過しました。弁による開閉効率を80%と見込んでも、40分間で1トンの水は下に送れそうです。これは悪くないですね。