現在ゲームをプレイ中~ドラゴンクエスト9星空の守り人

ゲームのプレイ日記を中心にいろいろと。基本的に箱と取説の情報だけでプレイするのでおかしな事をしてたりします(^^;;

「八重の桜」21話「敗戦の責任」

2013-05-30 00:38:33 | 八重の桜
「敗戦の責任」での神保修理の切腹に感動したので、「八重の桜」についての感想を書く。

いままでずーーとハマって見てた。大河ドラマでここまでハマったのってこれだけ。録画して最低2回、土曜日の再放送も都合が合えば見る、という自分史上例がないくらいハマりっぷり。最初の数カ月は1回見ただけで録画消してたんだが、ここ1カ月は3回ほど見てるという…。
まあ、地元大河っていうので贔屓目もあると思う。

鳥羽伏見で負けたのは徳川慶喜が逃げたから。何故逃げたかというと修理が進言したから。松平容保は悪くないので、修理に批判が集中。戦に負けた責任を負って切腹。という流れ。

会津藩士からの突き上げがすごくて、修理をかばおうとした容保もかばい切れず、切腹を命じる場面は、互いが互いの立場をよく理解していたし、切腹を命じられた時の修理は微笑んでいたので、本人的には満足だったんだろうなあ。
「殿は分かっていてくださる。それで十分ではないか」という台詞と妻の雪を思い出すところで、実は未練があるんだけども、それでも、みたいなのが分かるから、ちょっと泣いてしまったよ。

本当に良かった。良かっただけに、細かいところが気になるんだよー!

いままでの神保修理の描かれ方って、容保の小姓みたいで有能な人物って印象ではなかった。
今回の放送で初めて修理がまともに仕事してて、見てるこっちとしては「え?そんなこともしてたの?」と。
戦況視察に行ったり、榎本武明に名前が知れていたり、慶喜に進言したりするのが、「あんたそんなに偉かったのか」と思ってしまった。
他藩にも名が知られた人物で、勝海舟が慶喜を通じて助けようとしてたっていうのは紀行の中で紹介されただけ。本編でやれよ。

山本覚馬と一緒に長崎に行ったときだって、覚馬のお目付け役にしか見えなくて、ここで他藩の人物と色々交流があったはずなのにーと歯がゆかった。ちょろっと伊藤博文の紹介したくらいか。
八重vs中野竹子in黒河内道場。なんていうのは削って、こっちに時間を割いて欲しかった。

修理が有能で、考え方が固い会津藩の中ではバランスのとれた人物で、西国諸藩とも交流があって、そのせいで疑われたっていうのを、ここまでの話の中で描いていて欲しかった。

本当に残念だ。

残念と言えば、三郎もそうだ。

ここで死ぬのは分かっていた。ただ、その死に方が修理と違って納得いかない。
初めての戦で腰が抜けて、それでも気を奮い立たせ、兄や姉に教わった通り銃を使って戦って、まではまあ良かった。
どうして敵の前に無謀に飛び出すかな。新兵にありがちな行動とはいえ、それを三郎にやらせることはないだろうに。おかげで敵に撃たれて死亡だよ。
もうちょっと活躍させてやれよ。
2、3人撃ったところで気が大きくなって、一瞬油断したところを死角にいた敵に撃たれるとかさ。

死ぬ直前の三郎は、台詞が聞き取れなくて台無しだ。
死に際だから台詞ちゃんとしてなくてもOKと思ったかもしれんが、こっちは聴き取るために何度も録画を巻き戻すから、感動できなかった。
江戸に出立する三郎を見て、「もう帰ってこないんだな、鳥羽伏見で死ぬんだな、見送る家族は当然だけど知らないんだよな」とちょっぴり感傷的になって、「こいつ死んだら泣くかもしれん」と思った自分の感情の行き場がない……。

八重が刺繍してくれた南天を軍服に縫い付けてるっていうのは良かった。
ベタだけど。つーかベタでいいんだよ、こういうのは。

ベタと言えば先週戦死した林権助。元容保公(笑)。
かっこいい死亡シーンで良かったが、弁慶を思い出したのは自分だけではあるまい。
林様の戦死報告聞いて涙を流す今容保公(笑)は良かったよ。こういう人物だから会津藩士は付いてったんだろうな。

これまで松平容保といえば風間杜夫だったんだが、綾野剛に変わった。線が細くて病弱で流され体質で部下思い、というイメージぴったり。陣羽織を着た有名写真にそっくり、というのは大きかった。

長くなった。続きは次回。