小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

港区の坂 その1 白金、白金台、南麻布、元麻布-1

2020-05-16 16:53:45 | 写真日記
港区の坂 その1 白金、白金台、南麻布、元麻布-1
2020-5-7

<東京23区の坂>によると、坂の数トップ3は港区130、文京区127、新宿区114であり、港区は坂だらけです。これらの区の面積は20.34、11.31、18.23km2ですから、面積当たりでは文京区がトップです。但し、これは名前がついている坂についてで、港区には名前が無い坂は無数にあります。且つての海沿いの高台で出来上がっている港区ですから当然でしょう。

ネットでの仕事と陶芸を主軸としている当方には、新型コロナ自粛は関係ないはずですが、次第になにやら生活のサイクルが不調になってきます。何で、でしょうね、人は何か自分なりの方法でサイクルに潤滑油を与えていたのでしょう。

いつもの散歩、写真撮影、ちょっとした人との接触の場であった自然教育園が当分閉園ということが潤滑油切れの一因かもしれません。

最近急に、この孔子の言葉が気になっています。
<朋(とも)あり遠方より来る、亦楽しからずや。
人知らずしていきどおらず、亦君子ならずや>

人知らずしていきどおらず
人知らずしていきどおらず
人知らずしていきどおらず
と繰り返す。

新型コロナ対策で、あまりにも当方の戦略とかけ離れて事が進行していることに、頭にきている、これをなだめるための呪文です。また、せっかく渾身のブログを書いているのに、なにもレスポンスが無いことに対する憤りをなだめる呪文でもあります。

さて、
ただ散歩するのでは退屈なので、港区の坂の写真を撮りながら歩きます。ついでに、周辺の花、建物、車など気になるものを何でも撮ります。不要不急の外出自粛ですから、大っぴらにカメラ撮影というわけにゆきません。ちらっとスナップショットです。

色々発見があり、それなりに意味ないということもありません。

カメラ機材は全て、Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2.0です。情報伝達には35mmの方が良かったかなと思いますが、Zeiss Batis 40mmは24cmまで接近撮影ができるので、マクロ的に使えることが、このレンズを選んだ理由です。


人知らずしていきどおらず

多くは、三光坂下を出発点として書きます。とくに理由はありませんが、三光坂はとっても典型的港区の坂だからです。









白金、白金台地域はシロガネーゼで有名になっていますが、実際は豪邸と高級マンションばかりでなく、とってもレトロな町工場やお店や長屋などが混在している、まだ十分にセレブ地域になり切っていない地域なのです。港区には白金、白金台地域よりもっともっとセレブな地域があるのです。そんな中で、この白金、三光坂周辺は新しい建物ではありませんが比較的豪邸や高級マンションが並んでいます。
古いというのが、これまた問題で、昔の地価と今の地価が違いすぎ、豪邸の子孫が相続税をはらえないので、土地を売り払うと、なにやら良くわからぬ買い手にわたって、なにやらがっかりする建物が建って行く可能性があるのです。じわじわその現象が起きています。

この坂の上に大きなお屋敷と森があります。




空撮 ネット情報 

服部セイコーの創業者・服部金太郎氏が1933年に建てた洋館であったのですが、2014年8月にシンガポールの大手不動産デベロッパー、シティ・デベロップメンツが305億円で取得、その後そのままになっています。ここは宅地でなく森林であるという噂があり、買ったはいいが使えないでいるのかな? 今後どうなるのでしょうか? おしいですね、都が買い取るなり、持ち手が寄付するなりして、公園にしたら素晴らしかったのに。



このお屋敷の脇に気に入っている坂があります。名前はありません。



とっても大きな建物に10世帯程度の住人が住む超高級そうな集合住宅が並んでいます。



これも超高級集合住宅

さて、三光坂のトップにつきました。まっすぐ行けば目黒通りの日吉坂上、左に行けば日吉坂、右に行けば、今日は右に行きましょう。



超高級な個人宅が並びます。





竹中工務店の創業者の一族が住む邸宅がずらっと並んでいます。



さらに進むと、左は新しいマンションが連続し、右は新しい個人邸や小世帯の集合住宅が並びます。いずれも古くからあった豪邸の土地が売りに出されて、小分けされたり、集合したりして新しい景観が出来上がったのです。向かいの道を挟んで、こちらが白金4丁目、向かいが白金台4丁目。奥に東大医科学研究所の建物が見えます。



東大医科学研究所と聖心女子学院の敷地の間にある、下っては上がる坂道。とっても港区らしい坂道なのですが、名前がありません。



当方、最近は全く車に乗りません。しかし、家内がよく車を使います。現在乗っている車はすでに十年たつので(しかしまだ走行距離1万数千km)、いずれは買い代えないといけないと思い、次なる候補を考えています。近くの買い物しか車を使わないので、小さなやつでいい、BMWのミニかシトロエンのC3を考えています。殆ど色と形だけが興味の対象、動けばいいのです。これは一時代前のオ―スチン・ミニクーパー。いい色です。



この豪邸はポルシェのスポーツカー、ポルシェ・カレラだったのですが、ポルシェのSUVに変えたのかな?
ここを曲がると蜀江坂です。対面は聖心女子専門学校の入り口、いまはこの学校は無くなっています。安部明恵夫人の出身校。

このあたりは石を投げれば、BMW、ベンツ、ポルシェに当たる。今はSUV全盛でこの周辺にはポルシェ・カイエン、イギリス・ランドローバーのレンジローバーやディスカバリーがゾロゾロひしめいている。







左側は聖心女子学院です。右は崖に家が建っているという感じです。
こういう静かな坂はいいですね。





坂を下りると北里通り、以前は超レトロな通りでしたが、次第にリニューしています。それでもまだ、十分レトロです。
北里通りを越すと北里大と北里病院。大村智博士がノーベル賞をとってから、北里大。北里病院は隆盛の勢いで、ビルを建てています。北里病院は、いい病院ですよ。なにか患者の立場で考えてくれるのです。定期健診その他もろもろ大変お世話になっています。

さて病院の敷地を横切って裏の通用門から出ると古川が流れ。亀屋橋を渡ります。 白金地区はここまで。





この古川は結構氾濫します。最近の爆弾低気圧豪雨で、警戒水域を越えましたなどと防災アナウンスが聞こえたりします。



首都高速、天現寺インターの出口とぶつかって、明治通り(麻布通り?)をこすと、青木坂です。ここから南麻布です。




フランス大使館

この坂は、いわずと知れたフランス大使館のある南麻布の代表的な坂です。



青木坂をまっすぐ行けば、広尾、有栖川宮記念公園ですが、途中から右へ新冨士見坂へ入ってみます。







カクカク曲がった坂ですが、なかなか洒落た建物が並びます。



この坂のエンドは<ありすの杜南麻布>、大きな高齢者保健福祉施設があります。対面は有栖川宮記念公園です・


有栖川宮記念公園

現在はベンチ、遊具が閉鎖、いつもは釣り人でにぎわうのですが、現在は釣りも禁止されているようです。いい公園ですよ。この周辺はとにかく外人が多い。


有栖川宮記念公園に着いたところで一休み、続きは明日、南部坂から始まります。お楽しみに。




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