Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

反ジャンプ主義

2020年03月20日 06時59分03秒 | Weblog
やはり俺の青春ラブコメは間違っているー完ー

 いくつか例外はあるものの、昔から「少年ジャンプ」が嫌いである。
 「少年ジャンプ」の「友情」、「努力」、「勝利」というキャッチフレーズには結構な毒が含まれているからである。
 特に、「友情」が危険である。
(なお、「努力」、「勝利」について言うと、自分や他人を傷つけてしまう努力もあるし、敗者の美学も理解する必要がある。)
 「友情」が「徒党」に転じると、「集団による個人の抑圧」という、日本ではおなじみの悲劇を生むことになりかねない。
 私見であるが、要するに、「少年ジャンプ」は、日本人の集団志向(集団思考)を強化する作用を営んでいると思われるのである。
 こうした観点からすれば、「俺ガイル」の主人公:比企谷八幡は、「少年ジャンプ」の対極にあるといってよい。
 「ぼっち」だが「本物が欲しい」ために一切の偽善と欺瞞を排した生活を送る彼は、「少年ジャンプ」がついぞ生み出すことのできなかったタイプのヒーローである。
 だから、この春期待のアニメの筆頭として、「俺ガイル」(完)を挙げたくなるのである。
 

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