そらいろの日々

育児とミステリ

春期限定いちごタルト事件

2007-08-12 | 読書記録
『春期限定いちごタルト事件』米澤穂信

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。

ハーイ。
タイトルにひかれて思わず手にとっちゃったよー。
表紙のイラストもかわいいし

学生の頃は、ミステリーというと
閉ざされた村!呪われた一族の忌まわしい過去!そして起こった惨劇!
みたいなのが好きだったのですが、最近はこういう気軽~に読めるライトなのが好きです。
サクサクサクサク軽い軽い!
私みたいなぼんやり生きている人間だったら、多分謎だとも気づかないような小さくてささいな謎を、考えたい・解きたい・でも平々凡々な“小市民”は謎解きなんてしないんだから…!と自分に言い聞かせつつそれでも解いちゃう小鳩君の葛藤っぷりがおかしい。
読んでくうちにだんだんわかってくる小佐内さんのタダモノじゃないっぷりもおかしい

2人がなぜ小市民を目指すことになったのかは、まあぼんやりとわかったのでいいんですが、なぜこの2人が“互恵関係”を結ぶことになったのか、そのきっかけが読みたいな!
続きも出てるみたいなんで、それに期待

それにしても、読んでたらケーキが食べたくなってイカンです…


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