そらいろの日々

育児とミステリ

否定はしません

2006-07-31 | 日記
朝一番に「今日は化粧のノリ悪いなあ!」と笑顔で言われました!
いじめだー!
しかもすれ違った後で、わざわざ私のところまでそれを言うために引き返してきたよあの係長(50代男性・最近孫に夢中)!
ははは。
まあ、愛あればこそのムチ?ということにしときます。
ははは。


我が家にIHクッキングヒーターがやって来ました
うーーーん。。
どうなんでしょうね(まだ使ってない)
省エネできるかしらん。

さくら

2006-07-29 | 読書記録
『さくら』西加奈子

数々の“伝説”を築き上げてきた人気者の兄。その美しさと凶暴性で、兄とはまた違った意味で“伝説”を作っている妹。互いに恋し合う両親。恥ずかしがりやな女の子・犬のサクラ。はちゃめちゃで、風変わりで、でも圧倒的に幸福だった日々…
ある事件をきっかけにどこかくい違ってしまった家族の、ささやかな再生の物語。

じわじわきますね。
まばゆい幸せな日々が丹念に描かれて(「勇気あり」とか「難関」とか中華街の初デートとか、一つ一つのエピソードがまたタダモノじゃない!)
それが神様のほんの気まぐれであっという間に失われてしまって(兄ちゃんの最期の言葉。悲しすぎる)
それでも最後には止まっていた家族の時間が動き始めて(滑稽で無様だけど、でも確かな瞬間)……

ミキの気持ちは読んでて薄々わかってくるのだけど、それでもランドセルのシーンは切なさとやるせなさで胸がいっぱいになった。
(初めて立ったときのこととかね)

ラストはこれ以上ないくらい力強さに満ちています。
“希望”ってこういうことなんだなあと思う。



そらいろの本棚

ミーナの行進

2006-07-29 | 読書記録
『ミーナの行進』小川洋子

1972年、中学1年生の1年間を、芦屋の伯母の家で暮らすことになった朋子。
大きな芦屋のお屋敷は、今まで見たことのないようなまばゆい世界。
ハンサムなおじさんや、カバのポチ子。輝くフレッシーの瓶。
そして、美しく聡明ないとこのミーナ。

幸せで、小さくて、忘れられないエピソードたちがたくさんたくさんつづられています。
マッチ箱の箱とそれに書かれた物語たちや、ランプの灯が揺れる光線浴室といった、ちょっぴり現実離れした幻想的な思い出。
それに対して、入学式で初めてつけたブラジャーとか、夢中になったバレーボールとか、すごくリアルに感じられるエピソード。
バランスがとっても絶妙!だと思います。
図書館での初恋の、あのドキドキ感や嘘をついている後ろめたさがごちゃ混ぜになってる感じ!(ため息出るよ!)

マッチ箱の箱のコレクションって、なんだかお墓みたいじゃないですか?
「生きているのか死んでいるのか分からないままに」静かにそこに在るモノたち。
その上で眠るミーナ…って、なんだか棺桶を連想させる。
“マッチ箱の最後の物語”って、あれミーナが自分のことを投影して書いたんじゃないかな、と。
(それだけじゃなくて、フレッシー動物園の仲間たちのお墓、とか、川端康成の自殺、とか、日常生活の中にそっと存在したり入ったりしてくる“死”にドキッとさせられます、この話)
だからかなあ。
“現在”についてはあっさりとしか描かれていませんが、何回も入院して、マッチ箱のために物語を紡いでいた少女ミーナが、たった一人で堂々と人生を歩いていっているのがわかって、とても安心するんです。


あーもうすごい好きだこの本!
読みながら「読み終わるのがもったいない!」と久々に思えた本でした

かぶいてきました

2006-07-28 | ライブとか
松竹大歌舞伎見てきましたー

1.松本幸四郎によるご挨拶
  (素顔でした。スーツ姿でダンディだった
2.歌舞伎噺
  (歌舞伎の歴史、歌舞伎とは何ぞや?をわかりやすく解説。
   一般のお客さんが飛び入り参加したり、おもしろかった
3.勧進帳
  (言わずと知れた歌舞伎十八番!)

…でした。

歌舞伎をナマで見るのは2回目。
でも、前に見たのは中学生の時で
ストーリーや内容はおろか、演目すらよく覚えていない有様
(確か「娘道成寺」があったような…??)
その後何年かして、大学時代に授業でちょこっと歌舞伎について勉強して。
その魅力に触れて、いつか絶対見に行きたい!と思っていたのです


山伏問答のあの迫力。力強い見得。宴の場面での弁慶のお茶目っぷり。
本で見て知っていたストーリーが次々と舞台の上で展開されるのを見て、ああ、所詮知識は知識でしかないんだなあと感じました。
やっぱりナマで見てこその舞台。
すごくかっこよくて、役者さんの息づかいから、衣装、音楽、すべてに感動でした(頭悪そうな感想だなあ

ああもう、絶対また見にいきたい!
「勧進帳」は登場人物が男性ばっかりだったので。
今度は女形芸がたっぷり味わえるようなの見たいな~


あっあとこれだけ叫ばして!
富樫(市川染五郎)めっちゃくちゃかっこよかった…!!

陽気なギャングが地球を回す

2006-07-27 | 読書記録
『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!


伊坂幸太郎さんの作品はほんとにハズレがないというか、どの本もすごくおもしろいですが、今まで読んだ中でもコレが一番ストレートな感じがします。
まさしく痛快!って感じ。直球ど真ん中。
読んでる途中は全然気付かなかったけど、終盤になるにつれてわかってくるアレもコレも伏線!な展開に思わずニンマリしてしまいます。
成瀬さんのあまりの頭のキレっぷりに思わず惚れそうになりました。
おおおこの役を大沢たかおが…!(たまんねえ!)
ていうかアレですか佐藤浩市が響野役ですか!
彼が「今日は記憶の話をしましょう」とかぶっこいちゃうわけですか…!(じゅるり)
ああ…映画見たかったなあ…

四国地方

2006-07-26 | 日記
梅雨明けましたあ


なのに、、、、、

今現在降ってます



まあとりあえず夏本番。
7月ももう終わるというのに!
8月のスケジュールがほぼ真っ白!
誰か!誰か私とyeahめっちゃホリデー!してくれー!

魔法使いハウルと火の悪魔

2006-07-23 | 読書記録
『魔法使いハウルと火の悪魔』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

ファンタジー苦手ですが読んでみました。
(わかりやすい!わかりやすすぎるよ自分!)

ソフィーとハウル、全然ラブじゃないのな!
いや最終的にはラブに至りますが。
二人ともすんごい意地っ張りなんだもん。
終盤にさしかかるまで、ラブは映画のオリジナル設定なのかと本気で思ってた…!(その反動か、恋心に気付いてからのソフィーにはかなりきゅんときましたが)

映画と原作比べてみて。
やっぱり小説の方が内容が濃いです。
思いっきりファンタジーっって感じ。
話の大筋とは関係ないんじゃない?っていうエピソードがいっぱいで、その一つ一つがおもしろくて、でもそれが実は伏線だったりして。
(いやでも映画は、展開は単調ではあるけれど上手にはしょったり変えたりしてたと思います。)

映画を見て、戦争のこととか話の背景がよくわからなかったので、そういうところ補完しようかな~と思って読んでみたのですが、小説では戦争はそこまで重要なファクターではないんですね。
原作では荒地の魔女が最後まで敵で、魔女をやっつけてめでたしめでたし…っていう感じ。
勧善懲悪の世界。
児童書である原作に比べ、映画はもっと深いメッセージを投げかけているような感じがします。
(それはきっと、戦争なんかより1人1人がささやかな幸せを掴むことの方がずっと大切だ、とか、大きな力(国家とか戦争とか)の前でちっぽけな存在でも、守りたいものたちのために人は強くなれる、とか、であると私は思うのですが)
(映画が公開されたとき、「あそこで終わるのは唐突な感じ」とか「結局戦争はどうなったの?」みたいな感想をよく聞いたのですが、私はあのラストは良かったと思います。戦争なんか重要じゃないんです。大切なのはラブっすよラブ。みたいな。)

原作も十分おもしろかったですが。
原作読んで、もっと映画が好きになりました。

でもねーソフィーの家族関係のエピソードがはしょられちゃってたのはもったいないな~。



本棚

水を得た魚のよう

2006-07-22 | 日記
元同僚さんと前職場に遊びにいきました。
皆さん働いてるのを尻目に、我が物顔でいろいろやらかしてきましたわはは~(イヤな客!)

土曜日は忙しいので、ちょこっと仕事手伝ったりもしてみたり。
最初は「あ~やっぱりもう忘れてるな~」と思ったのですが、5分も働けば、もう戻ってきてる当時のカン!
あたしまだやれる!まだここで働けるよ…!(確信)
というわけで、庶務のお姉さんに「土日バイトとか雇ってもらえませんかどうですか」と売り込んでおきました(小金を稼ぎたいですね)(いまのしょくばのおきゅうりょうじゃっかんやすいですからね)


1週間ほど前にこの前職場の事務のおじさんと電話で話す機会があったのですが、今日久しぶりに会って「元気やった?前に電話した時に元気なさそうな声しとったけん、ちょっと心配しとったんよ」と言われ、実際にはめちゃくちゃ元気だったわけですが、ああ、離れていても自分のことを心配してくれる人がいるというのは嬉しいものだなあと感じました。
ありがたいですね

金曜ロードショー

2006-07-21 | 映画
「ハウルの動く城」見ました。



そして、、、



ハウル様に恋しました(ずきゅん)



すごいよね!
宮崎アニメなのになんであんなに1人だけキラキラしいのあの人!
金髪も黒髪もだいすきだコンチクショー!


ソフィーもどんどんかわいくなってったなあ
正直詳しい背景とか設定とかはよくわからなかったのですが、すんごい楽しみました。
世の中やっぱり愛だよね。っていう話。
音楽もよかったー!



そしてお約束のように「ゲド戦記」が見たくなりました。
私っていい視聴者ですね!(思うつぼ!)