そらいろの日々

育児とミステリ

5月6月に読んだ本

2016-07-02 | 日記
『時計館の殺人』綾辻行人(再読)
『探偵ガリレオ』東野圭吾
『黒猫の遊歩あるいは美学講義』森晶麿
『匣の中の失楽』竹本健治
『密室から黒猫を取り出す方法』北山猛邦
『11枚のとらんぷ』泡坂妻夫
『少年検閲官』北山猛邦
『純喫茶トルンカ』八木沢里志
『純喫茶トルンカ しあわせの香り』八木沢里志
『水族館の殺人』青崎有吾


『少年検閲官』
とても良かった…面白かった…
物語が失われた世界のミステリ。
ミステリにおける探偵・助手の存在や役割とはということを考えさせられました。
ああああ…もうラストのクリスとエノの別れのシーンとか尊すぎじゃない…?
組織に所属する(縛られている)エノは自由なクリスに憧れて(クリスが泳いでいたのは、彼の自由な立場を象徴しているのかな…?)
クリスは己の使命を自覚して旅立っていくんだな…(その使命がまた泣ける)
北山先生の、こういう不思議な世界観の話好きです。
『「瑠璃城」殺人事件』もすごく好きだったし。
城シリーズも読み進めていきたいな。



『純喫茶トルンカ』
『純喫茶トルンカ しあわせの香り』
下町にひっそりと佇む純喫茶トルンカを舞台にした連作短編集。
とにかく優しい優しい物語に癒されました。
奇跡みたいな出会いと再会のお話。

「シェード・ツリーの憂鬱」とても好き…
田所さんが言った、コーヒーの木とシェード・ツリーの関係が泣けた…うう…
「恋の雫」にすごい谷川史子先生みを感じる…
切なくて、でも希望も感じられて、とても良かった…



『水族館の殺人』
このシリーズ読むの2冊目なんですけど、はあ~~もう柚乃ちゃんかわいすぎてかわいすぎて~~(*´∀`)
めっちゃくちゃかわいいよ…
探偵のこと変人扱いしてるけど(裏染君は実際変人だけど)実は自分もなかなか変わってる、みたいな助手大好きです








著者 : 青崎有吾
東京創元社
発売日 : 2013-08-10