折れた竜骨

『折れた竜骨』米澤穂信

剣と魔術のファンタジー世界でミステリって成立するのかな、と思ってたけど(不可解なことがあっても全部魔法で説明されたりしないのかな、っていう)
なんかもうすごいおもしろかった。
ありとあらゆることが伏線になってたり、大小いろんな謎にきちんと答えが出されたり。
アミーナかわいかっこいいかわいい…！
あと普段ファンタジーを読まないので、戦いのシーンとか新鮮でした。

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア) 著者 : 米澤穂信 東京創元社 発売日 : 2010-11-27 ブクログでレビューを見る»

菩提樹荘の殺人

『菩提樹荘の殺人』有栖川有栖

すごい…すごい…ほんとにもえしんだ…なにこれ…

「アポロンのナイフ」
真相、えぐるなあ…
火村は何を思ってたんだろうなあ…
６章のラスト２行で軽くもえしぬよね。
アリス…アリス…淡々とつづっているのがもうこれ…！

「雛人形を笑え」
お笑い好きだしこういうのつらいなあ。
アリスがお笑い芸人の仕事と作家の仕事とについて思い巡らすところが好き…
推理作家という仕事にプライド持っているアリスがちょう好き…！
コマチさんがお笑い（ごめんね）好きなの意外…あんなに真面目なのにね。
お茶噴くコマチさん貴重…

「探偵、青の時代」
学生火村、すっっごい破壊力だな…！
級友たちの火村評とか猫とかな…！

「菩提樹荘の殺人」
アアアアアアリスウウウウ！！！
っていう話。
今度はアリスが破壊力ありすぎて事件のことが全然頭に入ってこない…
ラブレター事件、決して進んで話したいことではないだろうに、フェアであるために、という理由で打ち明けるアリスがらしすぎてあああもだもだもだ尊い！

あとがきでシリーズのサザエさん方式について触れられていて
私今３３だけど、誕生日がまだなだけだから、今まさしく火村とアリスと同い年だわ…と気づきました。
そうか…私がどのゼミに所属するか迷いまくってたあの頃に２人は出会ってたのか…
今年の私はアリスたちと同じ時代を生きてきたんだな…うう…
このタイミングで出戻ってこられて幸せ…！

菩提樹荘の殺人 著者 : 有栖川有栖 文藝春秋 発売日 : 2013-08-26 ブクログでレビューを見る»

ミス・マープルと13の謎 ・ メルカトルかく語りき

次女がイヤイヤ期突入して、図書館もだいぶ行きづらくなってきたなあ…
でも頑張って行く…！
今日はもえしぬという噂の『菩提樹荘の殺人』借りてきたので読むのそれはもうっ楽しみ～～～


『ミス・マープルと13の謎』アガサ・クリスティ
ミス・マープルかわいいな～～
読む前、何となく、日常系のミステリなのかなと思ってたんだけど、全部ガッツリ人死んでたな…
全部小さな村で起こったことに置き換えて解決するミス・マープルすごい…
サクサク解決していってくれるので読みやすかったです。


『メルカトルかく語りき』麻耶雄嵩
なんかもう全部すごい…すごい…
「答えのない絵本」とか解決が全然消化できないんですがどうすれば…！？れば…！？
密室荘とか、ここまできちゃったのか…っていう…
メルもすごいけどなんだかんだでメルに流され感化されまくってる美袋君がすごいな…

ミス・マープルと十三の謎 (創元推理文庫 105-8) 著者 : アガサ・クリスティ 東京創元社 発売日 : 1960-05-06 ブクログでレビューを見る»

メルカトルかく語りき (講談社ノベルス) 著者 : 麻耶雄嵩 講談社 発売日 : 2011-05-10 ブクログでレビューを見る»

クリスマスプディングの冒険 ・ 螢

『クリスマス・プディングの冒険』アガサ・クリスティ
表題作の雰囲気が好きです。
イギリスの本格的なクリスマスに、子どもたちの他愛ないいたずらに(それに返すポアロ…)
犯罪は起こってるけど、なんか楽しい雰囲気。
「スペイン棺の謎」の大胆なトリックも好き。
あとミス・メープルを初めて読んだのですが、読みやすくていいな。
おばあちゃんかわいい。


『螢』麻耶雄嵩
超超久しぶりに読む麻耶雄嵩…！
麻耶雄嵩のことだから、ふつうのミステリであるわけない…と心して臨んだのですが、
途中ちょいちょい「ん？」と思うところもあったのですが、
あーもーーいろいろとだまされたよね！！
どんでん返しどころか二重三重にもトリックが仕掛けられていて、もう読み終わってお腹いっぱい。
ラストは…どうにかならなかったのかな…

私は高校生の時に『翼ある闇』を読んで衝撃を受けて、そこから転がり落ちるように新本格にはまっていったので…
翼ある闇を読んでなかったら、もしかすると京極にも有栖川にもはまってなかったかもなあ…と思うと感慨深い。
20年近く経った今も面白いミステリ読んで毎日楽しいよ、とあの頃の自分に教えてあげたい…

クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 著者 : アガサ・クリスティー 早川書房 発売日 : 2004-11-18 ブクログでレビューを見る»

蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書) 著者 : 麻耶雄嵩 幻冬舎 発売日 : 2006-01 ブクログでレビューを見る»

一夏を乗りきった姉妹たちの最近

なんだかんだでゆるっと夏休みも終わりました…！
や～、長い長いと思ってたけど、お盆以降はあっという間に過ぎ去ってったな。

今月は長女が４歳に、来月には次女が２歳になります。早っっ

次女は夏前くらいから絶賛イヤイヤ期まっ只中。
着替えの服を渡すとイヤアアア！と泣き叫び(多分自分で選びたかった)
歯ブラシに歯みがき粉つけて渡したらイヤアアア！と泣き叫び(多分自分でつけたかった)
朝食のパンをちぎって渡すとイヤアアア！と泣き叫び(多分大きいままで食べたかった)
寝言でもしょっちゅう「イヤ…イヤ…イヤアアア！！」と叫んでます。
一体どんな夢を…

なんかでも、長女の時よりも私の気持ちに余裕があるのは、二回目だからなのかな…？
長女のときはほんとに１日中イライラしてたけど、今回は「あ、ウン、そうだよね～^^」と流せる余裕が。
(単に長女の時の方が激しかったからかもしれないけど)

言葉をしゃべれるようになって、私も相手するのが楽しいです。
「○○たん(自分)のきーおいすぷん、とってくうね～」(○○ちゃんの黄色いスプーンを取ってくるね)とか
「○○たんがさきにおふおはいうのー！」(○○ちゃんが先にお風呂入るの)とか
文章を普通にしゃべってます。
二人目…早い…


あと最近、地味につらいのが、長女のナンデナンデ期。
「お父さん明日は飲み会じゃないの？」「違うよ」「なんで？」
とか
「9月は夏休みないの？」「ないよ」「なんで？」
とか
「どこにお買い物行くの？」「フジだよ」「なんで？」
とか
説明しようと思えば説明することは可能だけど、答えが面倒なラインを絶妙についてくる…
これも成長の一環なのかもしれないけどさあ…
なんか、とりあえず言っとけ！みたいな感じで言ってない…？って時もある…


すぐけんかになるけど、仲良く遊んでくれるのは助かるなあ。
仲良くしてくれる時間がもっと長くなればもっと嬉しいけどなあ。
(10分に１回はけんかしてる…)