『世界中が雨だったら』市川拓司
「見て」と彼女が言った。
けれど、ぼくは見たくなかった。そこに何があるか、ぼくは知っていた。
(「琥珀の中に」)
まもなく、そう、六時間後にぼくが級友たちの手で殺されることを知ったら、姉さんはなんと言うだろう?
(「世界中が雨だったら」)
成功と愛、その二つを手に入れるために、ぼくは成すべきことをしっかりと遂行しなくてはいけないんだ。
一人前の男なら、それができるはずだ。
そうだろ?
(「循環不安」)
率直な感想。
…後味悪うぅ…
死体の処理の様子とかが書かれてて、生理的に受け付けない、っていうのもありますが。
それだけじゃない、この嫌悪感…
世間の流れにいまひとつついていけない不器用な主人公、という点では『いま、あいにゆきます』や『そのときは彼によろしく』と同じですが、なんかねぇ…。
『いま、あいにゆきます』の巧や『そのときは彼によろしく』の智史は、与えられた小さな世界の中で自分の愛する人たちと必死で幸せになろうともがいているんだけど、この本の主人公たちは、そういった前向きな優しさがない、とでもいうか…ちょっと卑屈というか…。
あまり応援しよう!っていう気になれません
でも、本の表紙に書いてあった言葉
「ここにいるのは、もうひとりの僕です。」
…に、ハッとしました。
主人公たちの抱えている狂気や負の感情は決して特別なものではなくて、誰でも少なからず持っているものなんですね。
どんな結末につながるかなんて、本人の意思だけではなく周りの環境や偶然に大きく左右されるもの。
そう考えると、どんどん転がっていく彼らがちょっと哀れにも思えてきます。
「見て」と彼女が言った。
けれど、ぼくは見たくなかった。そこに何があるか、ぼくは知っていた。
(「琥珀の中に」)
まもなく、そう、六時間後にぼくが級友たちの手で殺されることを知ったら、姉さんはなんと言うだろう?
(「世界中が雨だったら」)
成功と愛、その二つを手に入れるために、ぼくは成すべきことをしっかりと遂行しなくてはいけないんだ。
一人前の男なら、それができるはずだ。
そうだろ?
(「循環不安」)
率直な感想。
…後味悪うぅ…
死体の処理の様子とかが書かれてて、生理的に受け付けない、っていうのもありますが。
それだけじゃない、この嫌悪感…
世間の流れにいまひとつついていけない不器用な主人公、という点では『いま、あいにゆきます』や『そのときは彼によろしく』と同じですが、なんかねぇ…。
『いま、あいにゆきます』の巧や『そのときは彼によろしく』の智史は、与えられた小さな世界の中で自分の愛する人たちと必死で幸せになろうともがいているんだけど、この本の主人公たちは、そういった前向きな優しさがない、とでもいうか…ちょっと卑屈というか…。
あまり応援しよう!っていう気になれません
でも、本の表紙に書いてあった言葉
「ここにいるのは、もうひとりの僕です。」
…に、ハッとしました。
主人公たちの抱えている狂気や負の感情は決して特別なものではなくて、誰でも少なからず持っているものなんですね。
どんな結末につながるかなんて、本人の意思だけではなく周りの環境や偶然に大きく左右されるもの。
そう考えると、どんどん転がっていく彼らがちょっと哀れにも思えてきます。
今はBABYたんがねんね中で、家事も一段落したので、ネットサーフィン中です
世田谷いいとこだよ私が一人暮らししてたとこも、一応世田谷区でしたぁまたぜひ遊びにきてねBABYたんも、こっちに帰ってきてからまたいろんな仕草とか(体重とかも…)成長しました☆
見っかっちゃった!?(きゃっ)
子育て頑張りよるね~
うんうん…息抜きは必要よね
まろんちゃんのHPにもいつもコッソリ通ってるよ
またかわいいころんちゃんにも会いたいナ
東京行きたいわぁ~
その時はぜひぜひ案内してね