そらいろの日々

育児とミステリ

吉原手引草

2009-04-18 | 読書記録
『吉原手引草』松井今朝子

なぜ、吉原一を誇った花魁葛城は、忽然と姿を消したのか?遣手、幇間、楼主、女衒、お大尽―吉原に生きる魑魅魍魎の口から語られる、廓の表と裏。やがて隠されていた真実が、葛城の決意と悲しみが、徐々に明らかになっていく…。誰の言葉が真実なのか。失踪事件の謎を追いながら、嘘と真が渦巻く吉原を見事に紡ぎあげた、次代を担う俊英の傑作。

最後のほうがなかなかの急展開。
読み終わった後、ああ~そういうことか~みたいな。
あっと驚くような内容ではないけど、おもしろかったです。

話の筋もだけど、吉原という場所についてかなり詳しく書かれていて、勉強になります。
花魁、新造、禿とか、大門とか、引き手茶屋とか、
言葉は聞いたことあるけどよくは知らない吉原という世界の入門書みたいな感じ。
なんかもー、何もかもケタ違いすぎて、くらくらするね!


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