サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

なもとの土手

2015-01-15 | Weblog
4日前左義長の時に撮った、大磯なもと(インサイド)の土手。

毎冬、こういう状態になる。

なもとの土手が高くなっている時、ドン深で小さいうねりでは、波が折らない。



高く堆積した陸の砂と深くえぐられてなくなったなもとの砂。

海底の見えないこの砂は、いったいどこにあるのだろう?



昨年4月の「大磯地形の勉強会」に講師でお招きした研究家の石川さん曰く、その砂は、沖合の水深4~6m付近のどこかの海底に溜まっているとのこと。

そして、波長が長く、しかも小さい波が長時間継続するという条件が揃った時、砂は岸寄りに戻ってくる。

その期間は、約2年掛かると言われている。

しかし、戻ってきていてもその間にまた高波が来ればまた再び沖に戻され、回復が遅れる。

最近は、台風の勢力が巨大化し、長時間波の高い状態が続くことが、この問題を深刻化する原因だと指摘する。



私たちの目には、普段見えていない海底では、こういったことを繰り返しながら、砂は、行ったり来たりしながら漂流し、まるで生き物のように日々変化している。



サーファーにとって一番の関心事は、波が折るか折らないかだ。



花水から大磯に向かって歩いてくると弓状に海岸線が湾曲し、大磯港の堤防に沿って、砂が堆積しているのが、よく分かる。


この汀線を中心にして、前後20mの高さの差が波乗りできるか否かに懸ってくると感じた。

今後の変化に注目していこう。



「大磯地形の勉強会」(2014.4月開催)詳細→こちら












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