全身をマッサージして、最後にカラダを反らして伸ばす。
これは、この体勢に持っていくまでに、いかにスムーズにリフトアップさせるかが鍵。
私の膝は、骨盤の上端に当たっているのだが、それを左右交互に上下に動かすことによって、
腰の筋膜を伸展させている。
その後、私の股を開き、そこに患者さんのカラダをスッポリと落とす。
その時に開放感と安心感が満ちて気持ちいい。
このテクニックは、私がこの業に入った26年前、最初に勤めた「西湘アスレチッククラブ」(大井町)のマッサージ室で学んだ。
そこの古株マッサージ師のおばさんは、小柄ながら、いとも簡単に大男たちをリフトアップさせ、この技をやってのけていた。
自分の倍はありそうな体をどうやって持ち上げているのか、ある時その極意を聞いた。
「コツがあるのよ。」
と、それだけで、それ以上はなかった。
自分も先輩から目で見て盗んだのか。
「こうやって、こうやって。」などと詳しいマニュアルなどなく、
「見て学んでくれ。」というのが、一番の説明だったのだろう。
マッサージ師とて職人。
「技は、盗め。」
無言のうちに教えられた。
これは、この体勢に持っていくまでに、いかにスムーズにリフトアップさせるかが鍵。
私の膝は、骨盤の上端に当たっているのだが、それを左右交互に上下に動かすことによって、
腰の筋膜を伸展させている。
その後、私の股を開き、そこに患者さんのカラダをスッポリと落とす。
その時に開放感と安心感が満ちて気持ちいい。
このテクニックは、私がこの業に入った26年前、最初に勤めた「西湘アスレチッククラブ」(大井町)のマッサージ室で学んだ。
そこの古株マッサージ師のおばさんは、小柄ながら、いとも簡単に大男たちをリフトアップさせ、この技をやってのけていた。
自分の倍はありそうな体をどうやって持ち上げているのか、ある時その極意を聞いた。
「コツがあるのよ。」
と、それだけで、それ以上はなかった。
自分も先輩から目で見て盗んだのか。
「こうやって、こうやって。」などと詳しいマニュアルなどなく、
「見て学んでくれ。」というのが、一番の説明だったのだろう。
マッサージ師とて職人。
「技は、盗め。」
無言のうちに教えられた。