菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

真夏の路

2010年08月30日 | Weblog
 
晩夏の路と言いたかったのですが、今日は真夏の路になってしまいました。
午前中からグングン気温が上昇、32~3度まで上がったようです。
ここに来て北海道ではこの夏一番の暑さとなるところも多く、いったいどうなっているのでしょうか。
今日は事務所でもエアコン稼働、それでもドライだけですまされるところが本州とは大きな違いです。
最も今日はお隣の農家さん畑を耕し始めるために堆肥をまいたらしく、とても窓を開けていられないほど一面香り高くなっているからです。
これも美味しい野菜作るための大事な作業、致し方ないところ。
しばらくは辛抱や我慢の日が続きそうです。

CANON EOS-5DMark2 24~105mm F8 AE
 

おおごとに

2010年08月29日 | Weblog
 
道路工事が終わったと思ったら今度は家の工事。
この事務所も施工からすでに18年も経っているので、外壁はぼろぼろ状態。
以前から修復を行わないとと思いつつもそのままになってしまい、悪化してくる一方なので思い切って工事に入ってもらうことにしました。
ここは美馬牛でも更に高台に位置しているので、特に西側からの風雨が激しいのです。
通年さらされていると弱ってくるのは当たり前。
痛んでいる西側を中心にすべて張り替え修理することになりました。

ついでにと思いついたのが天窓の明かり取り。
明るくて非常に気に入っているのですが、これが日中陽が射してくると直射日光がまともに入ってくるのです。(その為の明かり取り、当たり前なのですが・・)
通常ですと好まれるこの太陽ですが、実は作業中のPCディスプレーを直撃。
しばらくの間は眩しくて作業中断せざるを得ませんでした。
そこでこちらも作業ついで、思い切って塞いでもらうことにしました。
そうしたら作業は大がかりになりご覧のような有様。(物が落ちないようにするためとか・・)
せっかく道路工事の騒音から解放されたと思ったのですが、今度は炭鉱現場で働いているような感じになってしまいました。
もうしばらく辛抱が続きそうです。
 

朝霧の季節

2010年08月27日 | Weblog
 
秋は朝霧の季節でもあります。
故・前田先生の写真集に「朝霧流れる」という作品がありました。
霧というとその場に漂うか、あるいは覆われているというイメージがあるので、「流れる」という画題の意味がその当時はよくわかりませんでした。
この意味を理解できたのは、美瑛に撮影入りして実際に朝霧と遭遇してからです。
それは、まさしく「朝霧流れる」
主に富良野側から旭川方面に向かって、それも意外に速い速度で流れてくるのです。
美瑛町は富良野盆地と旭川盆地のほぼ中間の高台に位置しているからと思われ、富良野に溜まった朝霧が美瑛を通過して旭川盆地へと向かいます。
ごくまれにその逆もあり、昨日の霧は富良野方面へ。
このカットを撮影しようと三脚を立てるや否や、すぐに大波のような霧が覆い被さって見えなくなってしまいました。
美瑛の霧はまさに生き物。
それ故にフォトジェニックな風景を見せてくれる瞬間があるのです。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F8 AE
 

夕焼けの季節

2010年08月26日 | Weblog
 
見事な夕焼け。
と言いたいところですが、低い雲があったためにご覧のような結果に。
焼けている雲は偏西風に乗っている高い雲で、暗雲は低い雨雲。
このように2種類の雲が存在しているときは、晴れているときでもそうですがあまり良い仕上がりにはなりません。
低い雨雲は肉眼ではそれほど邪魔にはならないのですが、撮影すると黒くつぶれてしまうからです。
結果的に粗雑に見えて、あまり好きな絵柄ではありません。
やはり他の雲に邪魔されない、端正な夕焼けが良いですね。
今朝も焼けたのですが同じような条件。
でも、雲の高くなるこれからの時期は、きっと良い朝焼けや夕焼けに出会えると思っています。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F8 AE
 

お見舞いありがとうございました

2010年08月25日 | Weblog
 
美瑛町付近大雨と全国ニュースで取り上げられたことから、安否やお見舞いのメール、またお電話をいただきました。
ご心配を賜り、心よりお礼申し上げます。
昨日もブログで申し上げましたが、我が家では芝生の種が流された程度で他に被害はありませんでした。

ニュースで取り上げていたのは、美瑛町の隣町の東川町というところです。
旭岳の中腹に天人峡温泉というところがあるのですが、そこに向かう一本道が豪雨のために寸断され、宿泊者およそ300名が取り残されたということでした。
この温泉近くにはブログでも度々登場する「羽衣の滝」というとても優美な滝があるところです。
美瑛町からはおよそ40~50分で、新緑や紅葉の美しい時期によく出掛けます。
この温泉までは迂回路が無く、決壊すると文字通り陸の孤島となってしまいます。
幸いにも今回はけが人も無く、全員ヘリにて救出されたということです。
復旧には時間がかかるでしょうが、紅葉の時期までには開通してもらいたいところです。
 
<紅葉羽衣の滝>
 

完成

2010年08月24日 | Weblog
 
昨日は大雨が北海道を直撃。
美瑛でも雷を伴って激しく降りました。
先ほど丘を一回りしてきたのですが、畑の土砂が流れ出ており人的な被害はなかったものの、農作物にはかなりの影響があったものと思われます。
我が家でも植え付けたばかりの芝の種がかなり流されてしまいました。(たいした問題では無いのですが・・)

以前からお伝えしている道路が完全に完成致しました。
おめでとうございます。
先日でもう終わるのかと思いきや、出入り口などの舗装が多少残ったままの部分もあり、今日ようやくそれも終わったようです。
ラインは明日以降かなと思っていたのですが、夕方あっという間にひいてしまいました。
これですべて終了、長かった騒音からこれで解放されそうです。
道幅も以前と同じくらいなので、それほど違和感はありません。
当初、補修の必要は無いとも思っていたのですが、綺麗になったのでこれはこれで「ま、いいか」
 

岩木山

2010年08月23日 | Weblog
 
先週末は青森へ。
青森も32~3度とかなり気温が高く、北海道と距離的にはそれほど離れてはいないのですが、比較にならないほどの暑さでした。

一連の打ち合わせや作業が終わってから、帰りのフライトまでだいぶ時間があったので岩木山に登ろうということになりドライブがてらご案内いただきました。
春の撮影時にも登ったのですが、標高は1,500mあまり。
津軽岩木スカイラインを一気に8合目まで登ることが出来ます。
100m登るごとに1度気温が下がるといいますから、麓で33度あっても頂上付近は20度以下。
長袖のシャツが結構役に立ちました。
頂上ではややガスがかかっていたものの、時折切れ間から眼下に広がる雄大な津軽の風景を見ることが出来ました。

このところ青森に出掛けることが多いのですが、とある方から写真集の制作を依頼されているからです。
セレクト、デザイン、レイアウトなどの一切を弊社でお受けしている関係で、その打ち合わせのためです。
制作に取りかかっておよそ1年半。
現在大詰めをむかえており、来週からいよいよ本印刷に入ります。
 

牧草ロール

2010年08月20日 | Weblog
 
朝晩冷えてきたといっても、日中は30度ほど。
まだまだ厳しい残暑が続いています。
しかし、明日から崩れるということで、おそらくこの雨が通り過ぎると一気に秋に突入するでしょう。

このロールはご存じ牧草ロール。
文字通り牧草を刈り取ったもので、くすんだ緑色をしています。
それに対して写真写りが良いのは、やや黄色みを帯びたばっかんロール。
麦桿ロールは小麦を刈り取った後に作られるもので、7月下旬から8月中旬に見られる期間限定品です。
牧草は年に3回ほど収穫しロールにしますが、これはおそらく2度目の刈り取りで、次に見られるのは10月頃。
その頃はもう霜が降りている時期です。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F8 AE
 

オオハンゴンソウ

2010年08月19日 | Weblog
 
以前もブログで紹介したことがあるのですが、今オオハンゴンソウが見頃となっています。
オオハンゴンソウは北アメリカ原産で、日本には園芸植物として明治時代に導入されたそうです。
その後河辺や草原・荒れ地などに広がり、北海道から本州の中部以北の地域を中心に広く帰化しており、更に繁殖を続けています。
ただし、ここからが問題です。
このオオハンゴンソウ、「外来生物法」により,特定外来生物に指定されています。
栽培,販売,譲渡などは原則禁止となっている厄介者。
美瑛でも年々増加し、道ばたや荒れ地に所狭しと咲いています。
一見、綺麗でこれはこれで良いのですが、放っておけば日本中がこのハンゴウソウだらけになってしまいそうです。

そう言えばこのような厄介者、よくTVなどでも話題になりますが、すべて人間が持ち込んだもの。
あらゆる生物の世界で起こっているようです。
これも大きな自然の摂理と言ってしまえばそれまでですが、ここまで来たらもう手遅れかも。
やはりなるようにしかならないのか。
どうすれば良いのでしょうか。

初秋の光

2010年08月18日 | Weblog
 
今日の美瑛は、日差しは強かったものの比較的爽やか。
朝晩はめっきり涼しくなってきました。
今朝、起きるとすぐに窓を開けておいたのですが、寒くなって閉めるほど。
一気に秋めいてきています。

今の日の出は5時少し前。
夏至の頃と比べると、すでに1時間ほど遅くなっています。
当然日の入りは早くなり、これからは日増しに日が短くなっていきます。
「秋の夜はつるべ落とし」なんていいますが(今は言わないか)、太陽が西の空に沈むと一気に暗くなってしまいます。
何となく裏寂しくなって来る時期ですが、反面私の好きな季節でもあります。
いよいよシーズン到来。
どんな秋の風景に出会えるか、とても楽しみです。

CANON EOS-5DMark2 70~200mm F8 AE