菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

夏雲

2009年07月31日 | Weblog
 
昨日、今日と2日連続の快晴。
2日続けての晴れとなると、おそらくこの夏初めての事。
よくやってくれました。(パチパチパチ)
でも、この天気も明日の午前中までで、週末は再び恒例の雨マークが点灯しました。

晴れたのでさぞ撮影にと思われるでしょうが、実は昨日から終日デスクワーク。
コダック秋編のコンテスト審査の締め切りが何と本日まで。
ようやく本選での順位を決めて、これから選評のコメント書きに入るところです。

こうヌケの良い青空が続くと後ろ髪を引かれます。
でも、ラベンダーは終わったし、麦も長雨で黒づんでいるし、おまけに倒れているし、出掛けても良いのは撮れないよ。と、
自分に言い聞かせ、心落ち着かせました。
といっても、このところ撮影行きはほとんど無し。
むしろその気力が失せていたのが正直なところ。
今は季節の変わり目、気力がわいてくるまでには少し時間がかかりそうです。

写真は昨年の今頃。データを見ると8月8日となっていました。
暫くするとマメニオが作られ始めます。そうなると美瑛はもう秋です。
MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~110mm F-16 AE

道内、農家泣く

2009年07月30日 | Weblog
 
昨日の朝刊一面の見出しです。
さらに、小麦は減収必至、水田不稔の恐れとの小見出し。
週間予報ではすでに晴れの天気に突入していなければいけないのに、思った通りずれ込んで今朝も曇り空。
昨日はやや晴れ間も覗きましたが、日照不足を解消するにはほど遠く焼け石に水。
8月の声を聞くともう初秋の雰囲気が漂う美瑛ですので、このままでは最悪の夏となりそうです。
この週末まで雨の予報はなさそうなので今日あたりからは一斉に小麦の刈り取りが行われると思いますが、その作業にも例年のような張り合いはおそらくないと思われます。

景気後退、インフルエンザ、長雨と農家だけではなく観光、小売り、サービス業などもトリプルパンチを被った北海道。(北海道だけではなさそうですが・・)
夏を通り越して、せめて秋晴れに期待したいと思うようになってきました。

たまにはフイルムのこってりした写真を一枚
Hasselblad 503C/W,Sonnar 250mm,1/4sec. f/22 RVP

パスポート

2009年07月28日 | Weblog
 
ジャーン!
パスポートです。

受け渡しの時に「今のパスポートは小さくなったね」といったら、昔は大きかったですからね。
と笑いながら言い返されてしまいました。
こちらに移住してからというもの海外などほど遠く、今回はおおよそ20年ぶりくらいの国外旅行となります。
実は来月アメリカに行ってきます。
もちろん写真の勉強です。
と、言えるとかっこいいのですが、全く別ジャンル。
当社でも様々な事業を展開していますが、今回は違う分野でのシンポジュームに出席するためです。
先進国であるアメリカに行って、実際にこの目で見て確かめてこようと思っています。

パスポートは10年もの。
今まで行きたいと思っていた海外も、これで少しは身近になってくるかも知れません。
今一番行きたいところは断然ウィーン。
私と時を同じくしてウィーンに移住した友人がいるからです。
機会を見つけて是非実現させたいと思っている今日この頃です。

額装写真

2009年07月27日 | Weblog
 
以前ご紹介した額装写真が出来上がりました。
早速、明日にでも届けようと思っています。(サインではなく落款にしました)

今回の写真は半切サイズ。
プリントは自家処理、マット仕上げです。
CANONの大型プリンターimagePROGRAFにて、ピクトリコプロ・ホワイトフィルムに出力しています。
特にこのピクトリコのホワイトフィルムは、ラボで使用するクリスタルプリントに匹敵するクオリティ。
値段も高いですがこのような時には必ず使用しています。
もちろん平面性を保つためにバックシート貼りはかかせません。

しかし、自家処理はこの半切サイズまで。
全紙以上のご注文は必ずラボにて前述したクリスタルプリントにて出力しています。
また、このサイズからはマット仕上げではなくアルポリック仕上げ。
アルポリックとは聞き慣れない名前ですが、樹脂芯材をアルミで挟んだパネルで平面性が極めて高い素材です。
この樹脂にプリントを直に貼り付ける仕上げで、もちろん職人さんでなければ作業できません。
マットにあたる白い部分を、このアルポリックの地が直接見えるようにしますのでより高級感が出ます。
最後に画題と撮影者の名前を入れたプレートを張り込んで(上の写真左上)、更に美術館仕様の額に入れて出来上がりです。
額装写真は高い、とよくいわれますが、これだけの仕上げをするとなるとかなりの経費。
是非、ご理解を。

ラベンダーのある家

2009年07月26日 | Weblog
 
ジメジメ、ムシムシ。
寒波からようやく解放されたと思ったら、今度は一転蒸し暑くなってしまいました。
それでもエアコンを入れなくてすむほどですから、本州の蒸し暑さとは比較になりませんが・・・

この写真は知人宅のラベンダー園。
やはり10年ほど前に関東から移住した方です。
本州にいる頃からお付き合いがあったのですが、美瑛に来てからというもの、逆にお会いするのは年に2~3回程度に減ってしまいました。
先日、久しぶりに晴れ間が見えたときに慌てて撮らせていただいた。
よく手入れされたラベンダー畑もすでに10年目。
すっかり株も大きくなってこれからが楽しみです。
「ラベンダーのある家」
結構憧れますが、手入れがなまら大変なんですよ。

CANON EOS-5DMark2 EF17~40mm F11 AE PL

黄色い帯

2009年07月25日 | Weblog
 
美瑛はいわずと知れたお天気。
週末からはしばらくの間晴れるでしょうと、何処のTVチャンネルの○○予報士達が豪語していたのですが、見事に裏切られました。
「あの週間天気予報は誤りでした」というコメントは言わなくても良いのでしょうかね。
などと、つい愚痴ってしまいたくなる今年の夏の天気です。
本州では大雨による犠牲者も出ているとのこと、これくらいで済んでいるのでむしろ善しと考えた方が良いのかも知れません。

この写真はご存じクリスマスツリー。
今年は上の畑がカラシ菜だったので、沢山のカメラマンが押しかけていました。
車も停められないほどの盛況ぶり。
一瞬通り過ごそうかとも思ったのですが、気を取り直してサッと手持ち撮影。
最近のカメラは手ぶれ防止装置が付いているので、このような時は極めて有効です。
文明の力を有効活用しましょう。
(入畑者を多く見かけましたがこれはNGですよ、気を付けましょう。)

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE PL

プロバンス地方

2009年07月23日 | Weblog
 
プロバンス地方のラベンダー畑。

といっても過言ではない美瑛の風景。
こうしてみると美瑛も捨てたものではない。まさにヨーロッパの風景そのものです。
エーゲ海の写真を見て美瑛は何とバタ臭い所なんだろうと思ってしまったのですが、如何に美しく撮るかは撮り手しだい。
気を取り直して仕切り直しします。

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE PL

エーゲ海

2009年07月22日 | Weblog
 
美瑛は相変わらずの雨。
このブログでも何回、雨という文字を書いたかわかりません。
今年の旭川の雨量は例年よりすでに4倍を超えているということですから、如何に多いかがわかります。
おまけに連日低温注意報が出るほどで、農作物にもかなりの影響が出ると思われます。

そんな中、今日はとびっきり爽やかな作品を。
知人から「エーゲ海に撮影旅行に行って来たので、その時の写真を送ります。」というメールが届きました。
いや~、実に爽やか。
真っ青な空と海、そしてその丘に点在するまっ白な建物。
まるで絵に描いたような美しい風景です。
それに比べるとヨーロッパの風景をうたっている美瑛でも少しバタ臭く感じてきます。

明日からはしばらくは晴れマーク続き。
せめてエーゲ海のような風が吹いてくれることを期待します。

photo by M.T
CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE

うんざり・・

2009年07月21日 | Weblog
 
晴れたのは昨日だけで、今日はまた雨がパラパラと降り出しました。
最近は1日晴れると3日ぐずつくといったパターンです。
最近、ブログの更新回数が多いのも、この雨のせいかも知れません。

この写真は先日TVロケの最中に撮影したもの。
ちょうどカラシ菜をすき込むカットを撮るというので、ご一緒させていただきました。
トラクターでさっそうと登場してくるのは、ここから少し下った国道沿いに住んでいる農家のTさん。
カラシ菜は種や油を採るために作付けしているものではなく土壌改良の為。
カラシ菜を植えることで土中に新しい微生物を発生させて、作物にとって良い土壌を造るということ(らしい)です。

帰り際Tさんが、「写真出来たらプリントにしてもらえないかな」というので、
「もちろんですよ」
「サインも入れてね、家宝にするから」
お世辞でもこれほど嬉しいことはありません。

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE