菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

2008年09月29日 | Weblog
 
今日はようやく晴れました。
時折見せる山肌は真っ白で、いよいよ丘でも冬の足音が聞こえてきました。

この2~3日、寒波が入ったせいで大気が不安定になり雨が降ったり止んだり、めまぐるしく変わりました。
こんな時は決まって虹が出ます。
このカットはその時のものですが、残念ながらベストカットは逃してしまいました。
半円のくっきりとした虹だったそうで、とても悔やまれます。
いい訳を申しますと、朝方「今日は虹が出る」と予測していたのですが、たまりにたまったRAW現像処理に追われていました。
お昼過ぎに急に雨が止んだので、慌てて出かけたのですが後の祭り。
すでに終わりかけていて、消える寸前辛うじて撮影したのがこのカット。

それでもこのところ天気が悪かったおかげで、夏のカットからの現像処理がようやく追いつきました。
虹が撮れなかったのは残念だったけど、気がかりなことが一つ無くなったので
「ま、いいか」

MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 300mm F-16 1/8 RAW

坂元さん来館

2008年09月27日 | Weblog
 
今日はこの秋一番の寒さ。
最高気温がなんと12度で、さすがにストーブ全開です。
きっと十勝岳あたりは中腹まで雪が降っているのではないでしょうか。

そんな中、ギタリストの坂元さんが来館してくれました。
現在北海道公演中で札幌、千歳、旭川、そして明日富良野のライブが最終とのこと。
昨年公演のように秋山仁、神田山陽、あべ弘士などの語りも入るので、とても楽しみにしていたのですが他の仕事でいかれません。
打ち上げだけの参加も心苦しいので、今回はパスしました。

坂元さんは「北の国から」のギタリスト。
ギター演奏はほとんどの方がさだまさしさんが演奏していると思っているようですが、さださんは作曲がメインで演奏は彼が担当。
実は私も知らなかったその一人でしたが、数年前に大阪で写真と音楽のコラボを行ってから公私ともの付き合いです。
また、新作DVD「美瑛・富良野の四季」でも音楽を担当していただいています。

明日の打ち上げは「くまげら」とのこと、ここのオリジナルの純米吟醸酒が最高なんです。

DVD「美瑛・富良野の四季」
坂元昭二公式HP

初冠雪-その2

2008年09月26日 | Weblog
 
この写真も昨年撮影したカット。
白く輝いている木々はすでに葉を落としていますが、雪の花に包まれている感じです。
おそらく雪というよりも霧氷、あるいは雨氷に近いかもしれません。

CANON EOS-5D 70~200mm f16 AE RAW


初冠雪

2008年09月25日 | Weblog
 
今日もとても寒い一日となっています。
旭岳や十勝岳連峰は雲に覆われて見えませんが、時折雲の間からは8合目付近目まで白くなった山肌を見ることができます。
風も強く大荒れでこの週末には再び寒波が来るとの予報もあり、高い山では再度雪になると思われます。
この時期の冠雪は珍しくはありません。
ただ、昨日も書きましたが今までがあまりにも良い季候だっただけに、この寒さはこたえますね。

この写真は昨年のカット。
データを見ると10月上旬で、十勝岳の5~6合目の紅葉と冠雪風景です。
このような現象は写真家にとっては千載一遇のチャンス。
ちょうど紅葉の最盛期に雪が来るかはわかりませんが、今年も期待したいところです。

MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 105~210mm F-16 1/4 RAW


カレンダー発売開始

2008年09月24日 | Weblog
 
今日は初冠雪。
まさしく「きた~~~」っていう感じです。
昨日から寒気が入り込み冷凍庫に入ったような寒さで、今まで凌ぎやすかっただけにいっそうこたえます。
今週末までこの寒波が居座るようで、逆に息切れしていた紅葉も一気に正気を取り戻しそうです。

さて、予定より遅れてしまいましたが、2009年版カレンダーのネット販売を開始いたしましたのでご案内させていただきます。
会員の皆様にはすでにメールにてご案内しておりますが、
昨年同様、A-2版豪華「大型カレンダー」をはじめ、壁掛け二つ折りタイプ、卓上タイプの3種類をご用意しております。
A-2大型カレンダーは観光名所で美瑛町のシンボルともなっている美馬牛小学校の塔をテーマに、四季折々の風景を13カットご用意しております。
この機会にぜひご高覧賜れば幸いです。

◎ネット販売カレンダー料金
○大型タイプ 1,890円(送料は別途料金となります)
○二つ折り壁掛けタイプ  1,260円(送料は別途料金となります)
○卓上タイプ 840円(送料は別途料金となります)

尚、郵便振り込みは従来通り振り込み手数料は当社負担ですが、銀行振り込みの場合はお客様負担とさせていただいておりますので、ご了承の上お申し込み下さい。
また、ネットバンキングからのお振り込みも計画しておりましたがまだ完了しておりません。
大変申し訳ございませんが、上記お振り込み方法にてよろしくお願い申し上げます。

詳しくはこちらをご覧下さい。
2009年版カレンダーネット販売HP

朝霧-その2

2008年09月23日 | Weblog
 
今日から荒れそうです。
標高の高い山では初雪になるかもしれないという予報。
今はさほど冷えてはいないのですが、午後から一気に寒波が入り込むということです。
長かった残暑もようやく終わり、美瑛はこれから本格的な秋のシーズンに突入です。

この写真は昨日の朝霧。
天気が崩れるという予報で霧は無理だなと思っていたのですが、予想に反して意外に好条件。
ただし、場所によっては霧が濃すぎて日の出さえ見ることはできなかったと思います。
出かけるときには霧の中にぼんやりとした月が見えていたので、今日の霧も低いと読んで逆光狙いのできるルベシベ方面に出かけました。
でも、高台に上っても霧が濃く何も見えず、急いで五稜まで走らせました。
結果、ここもダメ。
最後の切り札、東側に回って見ることにしました。
霧が濃いときでも意外に晴れていることが多いからです。
ただし、東側からは霧の発生条件から順光線で狙うケースが多くなり、あまり劇的な風景は見られません。
しかし、昨日の結果はご覧の通り、霧の入り込む場所が良く逆光で狙うことができました。

この時期、美瑛の高台では霧で何も見えないのに、晴れるのをじっと待っている人をよく見かけます。
条件が良くなるのを待つということも時には必要ですが、写真はシューティング。
こちらから仕掛けた方が良い結果が生まれるように感じています。
撮影ポイントが多い美瑛の場合は特にです。

CANON EOS-5D 28~105mm f16 AE RAW


秋のカラシ菜

2008年09月21日 | Weblog
 
このところの秋晴れもいよいよ終息。
今日は早朝こそ晴れて山も見えていましたが、今は曇っています。
明日まではどうにか天気が持ちそうですが、その後はずっと傘マークがついてしまいました。
収穫のこの時期は雨はいらないというくらいで、天候に恵まれて収穫作業が進んでいると思われます。
農家にとっても、また写真を撮るものにとっても、秋の長雨にならないことを祈りたいところです。

丘では秋のカラシ菜が咲き始めています。
収穫後、夏に植えられたもので、この時期秋まきの小麦の芽吹きとからし菜の黄色、春のような風景が見られます。
ここは「四季彩の丘」オーナーの畑で、花畑と隣接しています。
作業用の倉庫がご覧のように原色の赤と緑。
多少奇抜な色ですが、この丘には意外によくマッチしていると思っているのは私だけでしょうか。
何となくイギリスや北欧の田園地帯を連想させてくれるからです。
一見すると春と見まがう風景ですが、違うのは木々の緑。
春先は新緑でもっと黄緑色の綺麗な色をしています。

MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~105mm F-16 1/8 RAW PL


秋気満つ

2008年09月20日 | Weblog
 
今朝の気温も先日より下がって5度。
早朝4時、まだ薄暗いなかに辺り一面霧が出ているのがわかったので、眠い目をこすりながら出かけました。
霧の中を走ることしばしルベシベの高台へ上ると、その上に出たのかサッと周りの視界が広がりました。
霧がはうように立ちこめていて、その彼方には十勝岳連峰がくっきりとシルエットになっています。
今秋最高の条件です。
高台には連休突入とあって、すでに数台の車が止まっていました。
他の人と一緒に撮るのはあまり好きではないので、少し手前で撮影することに。
今朝は早起きの甲斐あって、幻想的な朝霧の風景を堪能することができました。

この写真はその後、日が昇ってから撮影したカット。
霧の写真は数多く撮影していますが、当初から一貫しているのは美瑛らしさ。
つまり農業景観を一緒に撮り込むということです。
霧だけでも十分被写体になりえますが、人の営みをも写し込めたらと常々思いながら撮影しています。

《秋気満つ大地》
MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~105mm F-16 1/8 RAW

5D Mark

2008年09月19日 | Weblog
キャノンから分厚い資料が届いていて開けてみると、EOS 5D Markがいよいよ今秋発売するという案内でした。
満を待してのモデルチェンジである。
スペックは35mmフルサイズ、2110万画素まで上がっており、比較的このクラスとしたら値段も手頃な設定だ。
おそらく今の5Dよりは遙かに画質、性能ともにアップしているものと思われますが、欲をいえばメモリーカードを2種類装備できるようにしてくれるとありがたかった。
MarkになってもCFカードのみとなっているようです。
1Dは標準装備されていますが、やはりフルサイズのほうがレンズワークが良いし値段を加味するといたしかたないところか。

35mm版はいざとなったら手持ちでも撮影が可能なので、2000万画素クラスは魅力的な存在です。
現在メインで使用しているマミヤ645デジタルも2100万画素ですが、手持ちは不可能。
三脚をしっかりと立てて以前のフィルムカメラのスタイルと全く変わらない撮り方になります。
比較的絞ってカチッと撮るのが好きなので、今の機種でもこれといって問題はないのですが、大きさ、重さを考えるといずれは35mmに移行して行かざるをえないと思っています。

とりあえず今回の購入は先送り、色々評判を聞きながら様子見といったところです。




四季彩の丘-その3

2008年09月17日 | Weblog
 
この写真は雲一つ無し。
やはり空に変化がほしいところです。

「空の領域が広い」とおっしゃる方もお出でと思われますが、これは営業写真。
こんな時は逆に空一杯入れて大きな空間を取り込みます。
ポスターやチラシなどは、この青空の部分に文字などが入ります。
このカットはそれを見込んでの撮影。
作品と営業用、縦位置、横位置、さらには画角も変え様々な用途にこたえられるよう数多くのカットを撮影しているのです。

MAMIYA 645AFD ZD-Backdigital 55~105mm F-16 1/8 RAW PL