今朝もまずまずの条件。
さすがに4~5日間早起きが続くと、日中ぼんやりする事があり結構しんどくなってきます。
とはいえ、何時でも言えることですが、この今、この瞬間を逃してしまうと後1年待たなければなりません。
これが日々訪れるわけで、老体にむち打ってでも撮るしかありません。
このカットは一昨日の写真。
広角系のレンズを使い、一番手前に畑、流れる霧、そして遥か彼方にそびえる十勝岳連峰を取り込んでみました。
好天が続くせいか、丘の上には他県のナンバーやらツアーと思われる大型バスもいました。
私は撮影時、見ず知らずの人から話しかけられるのがあまり好きではないので、必ずある程度の距離をおいて撮影場所を決めます。
撮影しながら遠目に見るのですが、なんと望遠レンズ使用の方が多いことか。
まるで白レンズのオンパレードです。
私は本格的な望遠レンズの持ち合わせが無いので、少しひがみ、やっかみ、皮肉混じりになるのですが、「こんな時は広角系のレンズでしょう」なんて、心の中で叫んでしまいます。
特に本州から来られる方は、望遠レンズを多用するような気がしてなりません。
本州では邪魔なものが多いということもあり、必然的にそうなりがちですが、あまり望遠に頼ると表現の幅が狭まります。
そういう意味合いから、私のレクチャーでは広角~標準系のレンズを使うよう薦めます。(条件にもよりますが・・)
というのも、北海道なら北海道らしく、美瑛なら美瑛らしくというのが私のモットーだからです。
広角レンズをうまく使いこなせるようになると、望遠レンズはお手の物。
同じ場所で撮っても見違え効果(仕上がりの感じがまるで違うこと)が大きく、省エネ撮影が可能になってきます。
つまり同一地点で撮っても、バリエーションがそれだけ豊富に撮れるという訳です。
美瑛らしくということは、
丘陵を伴った畑を入ること、作物などが入ればなおGOOD。
更には十勝岳連峰などの山並みが入ること。
です。
望遠ですと、往々にしてテーマが霧だけになりかねません。
これはあくまでも好みの問題になるのですが、私は常々そんなことを頭に入れながら撮影に臨んでいます。
下のカットは同じ場所から望遠で撮影したもの。
イメージが似通ってしまうのがわかります。
Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F11 AE
Canon EOS5D MarkII EF70-200mm F11 AE